学習院大学の就職力
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7巻頭特集Part17学生たちの心 メン 学習院大学の就職力を語る上で、筆頭にあげられるのが「面接対策セミナー」、通称、メンタイだ。いよいよ本格化する就活を控えた3年生に、面接の基本から面接を勝ち抜く心構えを全国から駆けつけたOB・OGが伝授するという23年間続いている学習院大学の伝統行事である。 世間はまだまだ正月気分という1月5日(土)、6日(日)、2日間にわたって行われたこのセミナーに、リクルートスーツに身を包んだ学生1300人が参加。巻頭特集Part1では、このメンタイについて徹底リポートする。面接対策OB・OG、先輩学生420人が講師となって後輩1300人を面接指導 メンタイのために集まったのは、OB・OG講師255人およびすでに内定を得た4年生165人の計420人。その数だけでも圧巻だが、関東圏だけでなく、大阪や札幌、中には、赴任先の海外からこのために駆けつける卒業生もいる。しかも、すべてボランティアである。これだけの卒業生が松の内から、後輩指導のためにと手弁当で集まってくるというのは決して他大学では見られない。金融、通信、人材派遣、広告・PR、旅行・航空、メーカーなど、それぞれが勤務する業種も多彩で、年齢層も20〜50歳代と幅広い。中には、人事部に在籍、あるいは、自社の社員採用の面接に携わっているという卒業生もいる。いずれにしても、就職面接という将来を左右する重要な局面で最高のパフォーマンスを発揮してほしいと願うOB・OGたちの「愛の鞭むち」が後輩たちを指導するのである。 メンタイ当日、1300人の学生は80班に分かれ、1班約17〜18人の学生を3〜4人のOB・OG講師が受け持つ。それに、直近の就職活動を経験した4年生2〜3人がサポーターとして加わり、グループディス!!威力※P6~17に登場する学生の情報は2013年1月当時
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