法学部卒業生_デジタルブック
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013年1月、新築された中之島フェスティバルタワーに移転した朝日新聞大阪本社。広い編集センターのフロアで働く西村悠輔さんは、スポーツ面などのニュースを選別し、見出しやレイアウトを決める編集の仕事をしている。 「入社後5年間は、記者として地方で現場取材を担当していました。書く仕事が好きなので、編集センターへの異動は当初少しショックでしたが、見出しの大切さや編集の面白さがわかり始めてきました。全国のニュースを扱うダイナミックな紙面作りができるので、よかったと思っています」 記者時代は事件や事故を追って警察回りを担当し、高校野球や行政、選挙の取材も経験。「虐待の周辺で」という署名入りの連載を担当した際は、緻密な取材を重ねた。 「現場を見ることの大切さを学びました。人に話を聞くためには、一対一で向かい合って話をしていただける人間にならないといけない。人向かい合って話す大切さを学ぶ朝日新聞社 西村悠輔仲間と議論を交わし、フィールドワークをした大学時代。ゼミや授業を通じて話す力、伝える力、書く力を蓄えた。そのときの経験が今、朝日新聞の記者として、編集者としての仕事に、大いに役立っている。GRADUATE'S VOICEYusuke Nishimura●2002年政治学科卒業。同年朝日新聞社入社。愛知・豊橋支局に2年、山梨・甲府総局に3年勤務し、記者として事件や事故、地方行政などを取材。2007年5月、大阪本社編集センターに異動。紙面の見出しやレイアウトを決める編集者として活躍している。編集センター記者2066Faculty of Law
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