法学部卒業生_デジタルブック
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日鐵住金には22もの労働組合(労組)があり、小林正典さんが所属する東京・丸の内の本社労組には約900名の組合員が所属する。その本社労組で小林さんは現在、書記長を務めている。 小林さんが労組の活動を始めたのは入社7年目から。当初は厚板営業部に所属しており、造船会社への営業を担当していた。1年後に専従の書記長に就任し、組合運営の方針策定や実務全般にかかわっている。 「労働組合は組合員である社員たちの労働条件改善を図るための団体です。我々組合役員は、組合員の声を集約して具体的に行動する立場ですから、組合員に信頼される、頼りがいのある存在でなければいけません。そして『組合があってよかった』と言ってもらえるような環境を整えることが重要です」 労組というと賃金交渉のイメージが強いが、幅広い労働環境改善に取り組んでいる。例えば、独身寮のお過渡期にある労組の新たな価値を探る新日鐵住金本社労働組合 小林正典小林正典さんは、900名もの組合員をもつ新日鐵住金本社労働組合で書記長を務める。過渡期にある労働組合に新しい価値を見いだし、次世代の労組の在り方を探っている。GRADUATE'S VOICEMasanori Kobayashi●2005年法学科卒業。同年新日本製鐵に入社。名古屋製鐵所に勤務の後、本社厚板営業部に配属。2011年より1年間、本社労組の書記次長を兼任し、2012年9月から本社労組の書記長に専従。学生時代はトライアスロン愛好会(今は同好会)、竿友会愛好会に所属。書記長新052Faculty of Law

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