文部科学省によれば、学習院大学の2021年度科学研究費助成事業(新規採択分)の採択率は49.2%でした。これは、わが国の大学を含む研究機関の中で2位、私立大学の中では1位の採択率となっています。また、これまでも学習院大学は、Nature Index 2018 Japanで、2012-2017年の6年間において日本で最も良質な論文の割合が高い大学であると評価されるなど、本学の研究者の研究力の高さは、国内外でよく知られているとおりです。
学習院大学学長室研究支援センターは、2009年4月の発足以来、このような本学の高い研究水準の維持とさらなる向上に向けて、さまざまなお手伝いをしてきました。科学研究費をはじめとする各種の競争的な外部資金の情報を迅速に提供し、応募から研究終了まで各種のサポートをするほか、近年では若手研究者を支援するためにさまざまな事業をパッケージとして提供したり、本学の専任教員等が国際学術誌に論文を投稿する際には校正・翻訳・掲載費用を補助したりするなど、きめ細かな支援も行っております。
優れた研究は、学習院大学の質の高い教育に反映され、本学の学生に還元されていますが、研究支援センターは、今後、研究成果を地域社会のニーズに応える形で提供するほか、研究者が企業と適正に連携するサポートをさらに押し進めるなどして、研究成果のいっそうの社会還元にも貢献していく所存です。皆さまのご理解とご協力をお願い申し上げます。
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