学習院大学 東洋文化研究所The Research Institute for Oriental Cultures

研究プロジェクト

一般研究プロジェクト

国家間関係の認知マップに関する日韓政治文化の比較研究(1994-1995年度)

 

構成員
代表研究員 田中靖政
研究員 田中伸英 窪田誠
客員研究員 平野浩 裵仁俊 岩城宏明 中尾美智子
(1)研究の目的・意義

この研究は、(1)計量社会心理学的手法を用いて日本人と韓国人の国際環境に対する知識、知覚、および認識を測定、分析、(2)日韓両国民のパーセプション・ギャップ(あるいはパーセプション・コミュナリティー)の程度を発見し、(3)この結果に基づいて国際環境に関する日韓両国民間の合理的異文化間コミュニケーション・モデルの策定を考察することを目的としたものである。
上記の目的を達成するために、この研究では、(1)通時的比較を可能とするため、研究代表者が1970年に読売新聞社と共同で実施した「アジア14ヶ国の大学生調査」(日本、韓国を含む)の中で特に国際環境の知覚に関連の深い調査項目を選択して行う調査、および、(2)心理学的尺度法を用いた日韓両国(ないし、そのいずれか)に関係の深い諸国の多国間関係あるいは国際的事象の評定からなる調査の2つの調査を行う計画である。
なお、この研究を計画するに当たっては、歴史的、文化的分析の視野からは日韓関係、政治学の専門家、また計量的分析の視野からは心理学、計算機科学の専門家を含め、学際的かつ国際的研究組織を編成することとした。

(2)研究の成果

田中靖政(代表)・平野浩・窪田誠・田中豊『国家間関係の認知マップに関する日韓政治文化の比較研究(調査研究報告No.46)』(学習院大学東洋文化研究所、1999年11月)

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