
数学は既にでき上がってしまった学問でなく、
日々「進歩・発展」を積み重ねていくもの。
代数学・幾何学・解析学が相互に融合し
発展する現代的で美しい理論、単なる計算
技術ではない本物の数学を身近に感じてください。
【確率】【代数学】【微分積分】【位相空間】【線形代数】
【集合と論理】【曲線と曲面】【計算機数学】【ルベーグ積分】
大学入学当初は、高校の授業とは違う深い内容の授業が受けられ、充実していると感じる反面、一人で復習するのが難しく悩んだ時期もありました。
そんな時、演習の時間に教授が声をかけてくださり、徐々に理解できるようになっていきました。
学科の人数も65名と少人数である為、教授との距離はもちろん、周りの友人とのコミュニケーションも密で、困った時にはいつも助けてもらえる環境です。
テスト期間、内容の理解ができず落ち込んでいるときに、同じ学科の友人から電話をもらいました。切羽詰まっている状況を泣きながら打ち明けると、親身になって励ましてくれ、次第に気持ちも落ち着きテスト当日も自分の力を発揮できました。信頼のおける友人はとても大切だと感じ、今でも感謝の気持ちでいっぱいです。
今後、代数学・幾何学・解析学等の分野に分かれますが、私は特に代数学に興味をもっています。
そのため、4年生から始まるゼミでは代数学を専門としている教授のゼミに入り、より深く、友人たちと学んでいきたいと思っています。
入学時から大学院進学を希望していたので、進学してよかったというよりは、今は通過点という感じです。
大学院に進学すると、授業らしい授業がほとんどなくなります。先生から“習う”のではなく自らの意思で“学ぶ”という感覚になります。大学院に入って変わるところは、そういった姿勢の部分が大きいのではないかと思います。
受け身で知識を伸ばすというよりは、常に興味を持って自ら考え、研究する。そういう環境だからこそ「得意」であることよりも「好き」であることが大切だと感じています。
学習院は、学ぶことが好きな人にとっては非常に恵まれた環境です。数学科用の図書館や、数学科専用のPC、印刷室もあり、自ら学ぼうという人間にとってベストな条件を提供してくれています。校風もいい意味でのんびりとした面があり、思う存分「学び」に没頭できる場所だと思います。
将来はできることなら研究者に、そうでなかったとしても、これまでの数学の研究や勉強を活かした職につきたいと考えています。
現学習院卒業後、IT企業のシステムエンジニアを経て、国家資格である1級キャリアコンサルティング技能士資格を取得しました。現在は独立し、フリーのキャリアコンサルタントとして、学生、社会人、転職希望者の人生設計を共に考える仕事をしています。
実は、学習院大学には理学部出身者による、理学部就職支援委員会があり、私もこの委員会のメンバーとして、理学部生の就職の支援活動を行っています。
狭い意味でとらえると、数学科で学んだことが直接生かせる仕事は少ないと思います。しかし、数学科で学んだ論理を積み重ねていく訓練=ロジカルシンキングは、実はどの仕事・職場にも役立つ大切な考え方です。
いかなるビジネスにも役立つスキルを身につけられるという意味で、学習院大学で学んだ数年間は非常に貴重な時間です。
新人研修終了後、教育部門に配属され、社内のSE教育を担当。その後、SE部門や社内システム部門を経由し、人事部門に異動。社員のキャリア開発支援に関わる。その後、独立し、現在はフリーのキャリアコンサルタントとして活動。