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面接対策セミナー

面接対策セミナーの歴史

面接対策セミナーは、平成2年度に第1回が開催され、平成21年度には20周年の記念行事も開催されました。回を重ねるたびに参加者も増し、今では就職を希望する学生の9割以上が参加する主要行事に成長。学習院生が他大学よりも就職率の高い理由のひとつとして、マスコミから取材を受け、全国放映されるまでになりました。

※平成23年1月9日発行 『学習院面接対策セミナー 20周年記念誌』を元に作成しております。

面接対策セミナーの歴史

1991年3月30〜31日<第1回目>
沼津游泳場で産声を上げた「沼津就職セミナー」

面接対策セミナーの歴史は、平成3年3月30日(土)〜31日(日)に学習院沼津游泳場にて合宿形式で開催された「沼津就職セミナー」から始まります。
当時の就職環境は、現在とは比べものにならないほどの売り手市場でした。しかしやはり人気企業が高倍率なのは言うまでもなく、「学習院の学生は良い資質はあるものの自己表現力が弱く、他大学生と比べて目立たない」との声が聞かれていたといいます。
そんな折、当時の就職部長の発案により、募集人員200名、参加費1万円、事前に1200字の自己PR文を提出せよという内容で「沼津就職セミナー」が企画されました。
実際には7名のOB・OG講師と、45名(男性18名・女性27名)の学生が参加。1日目は、往路のバスの中で就職ハウツービデオを視聴しながら、到着後はOBによる講演があり、就職活動における基本的戦略から実践的な活動方法までをレクチャーしました。
2日目は学生を4グループに分けて個別面談訓練を実施。当時は学生の志望業種によってグループ分けが行われました。
第1回目の受講生の声は「寒い」「まずい」「高い」。とはいえ就職活動を考える上で貴重な時間だったとの感想も多数寄せられ、翌年は八王子セミナーハウスに会場を移して、継続開催につながっていきました。

1993年2月27〜28日<第3回目>会場を目白の学内に変更

受講生が増えてきたことや講師の都合などにも配慮して、第3回目からは通いの2日間開催、事前に履歴書と自己PR文を提出することtぃう、現在の開催形式のベースができあがりました。また、女子学生向けには「総合職」と「一般職」についてのOG2人の講演が行われ、好評でした。

吉村彰広(1980年政治学科卒)

「当時の班編制は男組・女組で分かれており、時々男組からは悲鳴が、女組からはすすり泣きが聞こえてきたりもしました。講師も一人ひとりが「どうずれば内定を取らせてやれるのか、鍛えられるのか」を必死で考えていたのです。
また学生の夜会への参加は規制がなく、朝8時のランニングや声出し、"やま"での夜会が終了する夜11時頃まで、実に濃い2日間を過ごしたものでした」

 
1995年2月25日<第5回目>参加急増で負担も急増し1日だけ開講の年も

前年の受講生207名20班から280名30班へ。大学側の負担増のため1日のみの開催となりましたが、翌年からは2日に戻りました。

富永一公(1987年経済学科卒)

「当時は今以上に男子学生が少なく、理学部の方が中心だったと記憶しています。
まだマニュアルもガイドラインもなく、たった1人で15人の学生を相手に、ぶっつけ本番で2時間格闘するような状況でした。

 
2000年2月19〜20日<第10回>アドバイスシート登場

この頃受講生は例年500名を越えるようになり、回を重ねるごとに、様々な研修用ツールが考案されていきました。2000年には「アドバイスシート」が登場。「ひとのふり見て我がふり直せ」を地でいくツールとなりました。このようなメンタイグッズは、今も絶え間なく改良が重ねられています。
またこの年には学習院女子大学でも4年制変更後の第1期生が3年になり、大学のメンタイセミナーをアレンジ・移植するかたちでメンタイセミナーがスタートしました。

早川尚江(1999年経営学科卒)

「当時は男女別での班構成で、私たち女性講師に求められたことは、男性では伝えきれない身だしなみやマナーについての指導でした。今ではマナーをはじめセミナーの進め方や指導がナレッジとしてまとめられています、共通の指導ができるようツールが整備されたことは大きな進歩であり、まさに講師の方々の試行錯誤の賜物だと思います」。

 
2003年2月1〜2日<第13回>モデルカリキュラム提供開始

講師の数も80名を越えたため、均質化を図るために全体のモデルカリキュラムを提供することになりました。また複数の班に目を配るグループ担当制を試行したり、4年の内定学生を2班1名体制で配置するなど、より良いセミナー運営あり方を摸索していきました。

2005年2月5〜6日<第15回>男女混合班編制の復活

講師の数が100名を越えた第15回。またこの年から、男女混合の班分け編成が10年ぶりに復活しました。その代わり、ピラミッド校舎前での男子班の発声練習(?)という名物講義がひとつなくなった。
さらに大規模になってきたセミナーを組織的に運営していくために「実行委員会」が組織されたのもこの年。以後、桜友組織とも連携しながら、セミナーを企画運営しています。

2007年2月17〜18日<第17回>学生サポーター制度の新設

この年より4年生による「サポーター参加」が正式にスタート。最初はアドバイザーと呼んでいた内定4年生をサポーターに名称変更しました。1年上の身近な先輩からのリアルな体験談や苦労話に、学生たちは真剣に耳を傾けました。
またサポーターを経験した学生が、翌年はOB・OG講師となって再び戻ってくるという好循環が始まりました。

梶本映子(1992年法学科卒)

「こんなにも2日間で学生は変われるのか。さらに後輩のためにと数多くの先輩が一生懸命指導に励むという光景に、一種の衝撃を受けたのを覚えています。たまたまクラブのOGの方から『女性講師が少ないから手伝ってよ』というお誘いに、軽い気持ちでお応えしたのがきっかけでしたが、驚きました。何か少しでも後輩の力になれたらと思っていたはずが、自らも多くの刺激を受けていました」

 
2009年1月31日〜2月1日<第19回>
参加学生ついに1000名突破!講師も倍増

「史上最大の作戦〜参加学生過去最大セミナー」と銘打った第19回。企業が再び採用抑制を始めたこともあり、受講定員を設けず「参加希望者全員受け入れ!」という英断を行いました。そのため講師も緊急増員が図られ、実行委員会は準備期間から本番当日に至るまで、圧巻の組織力で「史上最大の作戦」を成功させたのでした。

面接対策セミナーの思い出

社会の匂い

橋詰知明(2003年法学部卒)

学生時代、面接対策セミナーに参加しました。面接テクニックだけでなく、講師から「社会の匂い」と「緊張感」を前身で感じ取れたことが何よりの収穫だったことを覚えています。そのおかげで「働く」イメージが人生初めて湧いたのです。年月を経て、講師として臨んでいるメンタイ。面接する側のノウハウも奥深く、未だに勉強中。それでも学生に真剣勝負を仕掛けていきたい。少しでも「匂い」を感じとってもらいたいから。それが自分にできる母校とメンタイへの恩返し。

続けている理由

橋詰知明(2003年法学部卒)

人と向き合うことが好きです。だから私は友人の誘いに乗り、このセミナーに講師デビューしました。学生として参加した時、講師の方々の社会人としてのプロ意識に圧倒され、憧れました。今の私はと言えば…まだまだその域に達していません。だからこそ続けて参加させていただいています。「すべては学生のために」そして「自分のために」。

メンタイは今日で終わりじゃありません

中島静佳(1992年政治学科)

最終日に必ず伝えている言葉があります。「メンタイはこれから社会人になって働いていく上でいつも立ち戻る場所づくり。この2日間で考えた自分の強みやこうなりたいという思い、いつか悩んだり迷ったりしたら、この2日間に立ち返ってほしい」。就職活動も大変だけど、働くのはもっと大変。だからこそ、そこで生き抜く力がつく2日間を作りたい。社会人も折り返し地点を過ぎ、いいことも大変なこともあったからこそ感じるまさに老婆心(?)。そんな思いで毎年、学生と向き合っています。

メンタイ講師志望理由

中村俊介(2007年経営学科卒)

理由は2つあります。1つは、就活生の時にお世話になったご恩を後輩に返す形で恩返しをしたいから。2つめは最新の就職状況を知っているからこそ、"今"役立てることをお伝えできると思ったからです。昨今は自分の経験がそのまま役に立たないかも知れませんが、週活時の面接のように、全力投球で挑みたいと思います。

悔しかったこと

矢島竜太郎(2009年心理学科卒)

講師1年目の時。諸事情で小一時間、講師1人だけの時がありました。そこでD先輩に一瞬ヘルプに入っていただいたのですが、その圧倒的なパワーで10分と経たぬうちに場の空気を全部持っていかれました。D先輩が帰ったあと、学生から「もっとDさんに面接してもらいたい」と一言。あの悔しさは忘れません(笑)

輝きの源泉

吉田有美(2001年政治学科卒)

私にとってメンタイは「輝きの源泉」。学生の純粋な思いや夢と向き合い、輝いている先輩や後輩の活躍ぶりを目の当たりにする、本当に刺激的です。学生が数年後、「あのときはありがとうございます」とイキイキとした姿で戻ってきた時、私も負けていられないなって思ってしまいます。いつまでも「輝きの源泉」でありますように!