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生命科学科の岡田哲二教授が、文部科学大臣表彰科学技術賞(研究部門)を受賞しました!

文部科学省では、科学技術水準の向上をめざし、科学技術に関する研究開発等において 顕著な成果を
収めた者に文部科学大臣表彰を定めています。
このたび、平成22年度の研究部門において、生命科学科の岡田哲二教授が科学技術賞を受賞しました。
(理化学研究所・宮野雅司主任研究員と共同受賞)

受賞対象となった研究内容は「GPCRロドプシンの結晶構造解析を基盤とした機能研究」です。

GPCR(Gタンパク質共役受容体)は、細胞表面において外部からの様々なホルモンや 情報伝達物質などを受け取る役割を担っていて、
医薬品が結合する主要な標的であります。
新薬開発のためには、それらの立体構造を知ることが重要です。
本授賞対象研究で解明した視覚の光受容体ロドプシンの結晶構造は、アミノ酸配列に共通性がある数百種類のGPCRの構造・ 機能の
理解に寄与しています。

ロドプシンの構造模式図
GPCRは、N末端が細胞外に、C末端が細胞内にあり、7つの膜貫通ドメインが細胞内と細胞外に3つずつあるループでつながっている。

ロドプシン(青)とアドレナリン受容体(赤)の立体構造の重ね合わせ

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