教員紹介


加藤丈夫(かとうたけお)客員教授


  加藤丈夫先生は、長年にわたり企業、学校等における経営管理に携わりながら、人材育成に力を注いできました。2013年6月に国立公文書館長に就任してからは、国レベルにおける公文書等管理の取り組みに積極的に関与する中で、アーキビストの育成・配置が不可欠であるとし、日本で初めてとなる「アーキビストの職務基準書」の作成等を推進してきました。また国レベルのアーキビスト資格創設を構想しており、高等教育研究機関等との連携をはかりつつ、それを実現するつもりであることも表明しております。
 本専攻では、当該専門職の育成論及びカリキュラム等に関し共に研究を進めること、及び関連する助言・指導をお願いします。


[略歴]
学歴
 1961年3月 東京大学法学部卒業

職歴
 1961年4月 富士電機製造株式会社入社(現 富士電機株式会社)
 1989年6月 同社取締役就任
 2000年6月 同社会長・取締役会議長就任
 2004年6月 同社相談役就任。会長退任。以降、相談役、特別顧問を歴任
 2013年6月 独立行政法人国立公文書館館長に就任。現在に至る

[主要業績]
 『「漫画少年」物語―編集者・加藤謙一伝―』(都市出版、2002年)
 「二つの国際会議に出席して」(『アーカイブズ』第52号、特集 アーカイブズ国際会議:ICA, EASTICA, SARBICA、国立公文書館編、2014年3月)
 大会講演「時を貫く記録を守る―これからのアーカイブズの課題―」(日本アーカイブズ学会大会、2015年4月25日、東京大学、『アーカイブズ学研究』第23号、日本アーカイブズ学会、2015年12月)
 記念講演「未来に引き継ぐ公文書−世界に誇る公文書管理の確立に向けて−」(全国歴史資料保存利用機関連絡協議会近畿部会、2017年6月29日、京都府立京都学・歴彩館)
 「わが国におけるアーキビスト育成の取り組み―職務基準書を用いたアーカイブズ専門職制度の開発―」(『アーカイブズ学研究』第27号、2017年12月)
 「公文書管理・行政の在り方〜時を貫き記録を守る〜」(2018年3月13日、参議院予算委員会公聴会、公述人)
 「参議院予算委員会 参考人(意見陳述)」(『予算委員会会議録第十一号 平成三十年三月十九日【参議院】』)


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