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教員スタッフ紹介

細田 実佳 助教臨床心理学  

<主要著書・論文>
「“理不尽な世界”を生きる小学生男児とのプレイセラピー」(2020).学習院大学大学院臨床心理学研究,15,75-83.
「「自分の人生を変えなきゃ」と来談された30代女性との面接過程」(2023).学習院大学大学院臨床心理学研究,18,37-45.



<研究分野>

 専門は臨床心理学です。これまで、公認心理師・臨床心理士として、教育の現場で勤務し、親子の心理面接やアセスメントを担当する機会を多くいただきました。さまざまな出会いを通して、相談にいらした方々が感じておられる苦しさ・困り感は、親子関係や友人関係といった他者との関係性、性格や発達的な特性といった個々人がもつ特徴、その方を取り囲む環境、これまでの家族の歴史など、複数の要素が複雑に絡み合って生じていることを痛感しました。心理面接の役割は、言葉やイメージ、身体感覚などを用いながら、相談に来られた方とセラピストがそうした複雑さに共に少しずつ触れていくことにあると考えております。私は、臨床心理学を学び始めた頃から、からだの感じ(フェルト・センス)が相談に来られた方の体験している世界を理解する上でひとつの鍵となることに関心をもち続けており、先に述べたような複雑さに触れていくきっかけにもなると感じています。また、近年、言葉にすることの意味と意義について、これまでの出会いと重ねながら考えることが増えてきました。まだまだ未熟者の私ではありますが、少しでも成長していくことができるよう、個々の事例に真摯に向き合いながら、研究を進めていきたいと考えております。
 

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