教員紹介
武内房司(たけうちふさじ)教授
[専門分野]
記録史料学研究
[略歴]
学歴
1981 年 3 月 東京大学文学部東洋史学科卒業
1983 年 3 月 東京大学大学院人文科学研究科東洋史学専門課程 ( 修士 ) 修了
1985 年 3 月 東京大学大学院人文科学研究科東洋史学専門課程 ( 博士 ) 中退
職歴
1985 年 4 月 高知大学人文学部専任講師
1989 年 4 月 高知大学人文学部助教授
1990 年 4 月 学習院大学文学部助教授
2001 年 4 月 学習院大学文学部教授
[主要業績]
著書
論文
「西南少数民族−土司制度とその崩壊過程をめぐって−」 ( 『明清時代史の基本問題』汲古書院、 1997 年 10 月 )
「清末宗教結社と民衆運動−青蓮教劉儀順派を中心に−」(『中国民衆史への視座−新シノロジー・歴 史篇−』東方書店、 1998年 3月)
「中華文明と「少数民族」」 ( 『岩波講座世界歴史 28 巻・普遍と多元』岩波書店、 2000年 1月 )
「清代西南の民族問題−民族地区への移住政策を中心に」 ( 『流動する民族−中国南部の移動とエス ニシティ』平凡社、 2001年 2月 )
「《民族図説》の成立とその時代〜 19 世紀初、伯鱗『雲南種人図説』にみるシプソンパンナーの辺疆風 景」(『中国の民族表象〜南部諸地域の人類学・歴史学的研究』風響社、 2005 年)
[アーカイブズ学専攻で学ぶ人たちへ]
これまで,中国・台湾・ヴェトナム・フランスなどにある文書館を訪れ,多く
の恩恵を受けてきました。第三者の解釈や加工の加わっていない過去の直接の記
録ほど多くのことを訴えかけるものはありません。そうした体験が可能となるの
も,記録をてがかりに,過去の記憶を甦らせたいと願う多くの人々の声に答えよ
うとするアーキヴィストの粘り強い整理の努力があるからだと思います。中国を
はじめとして,アジアのアーカイブズとアーキヴィストたちの活動の歴史に触れ
ながら,アーカイブズ学の構築に向けてともに学んでいければと思っています。