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カリキュラム
学習院大学では単位制を取っており、卒業するためには必要な単位数を取得することが必要です。史学科を卒業するために必要な単位数や必修科目・選択科目・自由科目の内訳などは履修要覧をよく確認してください。なお細部は入学年度によって変わることもあるので、在学生は必ず自分の入学年度の履修要覧を確認するようにしてください。
また学習院大学ではCAP 制という制度があり、一年度に履修できる科目数の上限があります。従って、各年次に履修することが推奨される科目を計画的に、かつ着実に履修していくことが重要です。以下に各年次で求められる学習内容を紹介します。
1年生
1年次は専門分野に分かれず、入門的な内容を中心に学びます。具体的には、史学概論・史資料入門といった、歴史学という方法論の基礎を学ぶための科目や、日本史概説・東洋史概説・西洋史概説といった、それぞれの分野の概説科目です。他に、アーカイブズ学概説・考古学概説の履修も1年次には強く推奨されます。

また、1年次には全員が基礎演習を履修し、入門的かつ実践的な歴史学の手ほどきを受けます。基礎演習は週2コマあり、それぞれ日本史と世界史の教員が担当します。演習とはいわゆるゼミのことで、報告と議論を中心に進められます。参加者全員で史料を読んだり、論文を輪読したりしながら、報告のやり方、レジュメの作り方、辞書類の引き方、文献の調べ方などを学んでいきます。

その他、毎年5月に行われる研修旅行では、ただ史跡見学に行くだけでなく、グループに分かれて見学地の事前調査を行い、調査内容を発表します。この作業を通じても、文献調査の方法を学ぶことができるでしょう。

このように、1年次は歴史学の基礎的な方法論のほか、日本史・東洋史・西洋史および周辺諸分野の概説的知識を幅広く身につけ、2年次以降の専門分野の学習へと進むための重要な準備期間です。様々な分野の学問に触れながら、この1年の間に自分が来年度どのゼミに進みたいかをじっくりと考えてください。
2年生
2年次より専門分野に分かれた学習が始まります。2年生は必ずいずれかの演習(ゼミ)に所属して、その分野の専門的な知識・学問的手法を習得していきます。こうした専門知識・技術の習得は一朝一夕にできるものではないので、演習では他の授業にもまして継続して出席することが求められるほか、原則として、2年次と3年次は同じ教員の演習を履修する必要があります。ゼミ選びは4月初めの履修時に熟考した上で決めてください。

なお、複数のゼミに参加しながら最終的にどの分野で卒業論文を書くかを決める「兼ゼミ」も可能です。ただでさえ負担の大きい演習の授業を掛け持ちすることになるので、安易に推奨はできませんが、複数分野を専門的に学びたいから兼ゼミする、という意欲的な人もいます。

また「特殊講義」という専門的な科目も2年次より始まります。史学科では日本史・東洋史・西洋史の各分野の特殊講義を必要単位以上履修しなければならないので、どのゼミの所属であっても、全分野の授業を取ることになります。自分の専門分野だけに閉じこもらずに、すすんで視野を広げるように努めてください。授業内容は1年次の授業とは異なり、担当教員の研究分野における極めて専門的な話が中心となるので、なかには戸惑う人もいるかもしれませんが、各分野においての研究の進め方、問題関心の持ち方、研究の切り口などが随所に提示されるはずです。卒業論文の執筆にも役立つようなひらめきを得るための方法を学ぶまたとない機会となるでしょう。
史学科教員より一言!
CAP 制度をまずは理解しましょう!
一年度に履修できる科目数の上限があるので、各年次に
履修することが推奨される科目を計画的に、かつ着実に履修していくことが重要です。
3年生
3年次は基本的に2年次の延長で、それぞれの専門の演習に参加しながら、特殊講義を履修していきます。3年次までに、卒業論文と4年生演習以外の全ての単位を取り終わっているのが理想的です。

第2学期には卒業論文予備調査が行われ、卒業論文についての意識も高まってくる頃です。日頃の演習や自主的な学習を通じて、卒業論文でどういったテーマについて取り上げ、どのような史料を用いるかを徐々に具体化させていきましょう。
4年生
それぞれの分野ごとに4年生演習を履修し、卒業論文執筆の準備を進めていきます。

4年生演習では参加者が卒業論文に関する研究報告を行います。卒業論文のペースメーカーの役割も果たしており、他の参加者の報告を聞きながら、良いところは積極的に吸収し、教員の指摘する問題点なども参考にして、自分の研究に役立てていきます。

卒業論文の指導は4年生演習の授業のほか、随時各教員によって面談などを通じて行われます。学生と教員の距離が近いのも史学科の特徴です。研究を進める上で壁にぶつかったり、疑問が出てきたりした際には、気軽に教員に相談することをおすすめします。
その他
教職などについてや5大学単位互換制度「f-Campus」についてなどは下記リンク先をご覧ください。
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