学習院から世界へ。世界から学習院へ。国際交流は友好と平和の架け橋になります。

レノー・マリー・エミリーさんは、協定留学生として、フ ランス・パリ第七大学から平成27(2015)年9月に来日しました。現在は、学習院大学大学院人文科学研究科史学専攻の博士前期課程に在籍中です。
通訳をめざす彼女は、高校で外国語に日本語を選択、パリ第七大学では東アジア言語文化学部の日本語学科に所属、すでに日本語の学習歴は6年以上に及びます。

最初に日本への興味をもつきっかけとなったのは「祖母がジブリの映画に連れて行ってくれた」こと。その後、日本の歴史にも興味をもち、今は「江戸時代、特に徳川 吉宗統治における馬術の変遷」を研究テーマに本学で学んでいます。
「外国語の読み書きは、自国にいてもそれなりに学習できますが、生きた言葉、とくに発音発声などはその国に暮らし、その国の人々と日常の会話を交わしてこそ、 身をもって学べる」と留学の意義を明確に語ります。
平成27(2015)年度のパリ第七大学から本学への協定留学生は、彼女ともう一人。本学からも現在2名の学生がパリ第七大学で学んでいます。平成28(2016)年秋には、お互いに貴重な経験と成果を携えて帰国のときを迎えることでしょう。

学習院では、幼稚園から大学・大学院、教員まで、さまざまな制度やプログラムを用意し、留学の送り出しと受け入れに積極的に取り組んでいます。一層の拡充には皆さまの惜しみないご協力が欠かせません。

  • 本記事は、平成28(2016)年1月に行われたインタビューを掲載しています。

プロフィール

レノー・マリー・エミリー(RAYNAUD, MARIE EMILIE)

Château de Versaillesがある町に生まれ、Rambouilletという森に抱かれた緑が多い町に育つ。趣味は読書と乗馬。来日して驚いたことはマスクを着用している人が多いこと。でも、衛生的でとてもいいシステムだと今は思っている。夜、一人でも街を歩ける安全性は日本ならではの治安の良さ。日本食は納豆以外は何でも。つい最近も回転寿司を食べた。学習院はキャンパスも学生も先生もオシャレな印象で好感度が高いという。

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