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教員スタッフ紹介

梶井 直親 助教 認知心理学  

<主要著書・論文>
「アニメーションによる物語理解過程の心理学的検討」(風間書房,2021年)
・物語内のBGMと状況の変化はアニメーション理解過程にどのように影響するか (2017). 認知心理学研究 15(1) 1-12.
・私たちは物語を提示するメディア同士の類似性をどうとらえているか (2017). 法政大学大学院紀要 79 87-94.
・実写映像理解のモデルはアニメーション理解に応用できるか アニメーション研究 (2015). 17(1) 15-21.




<研究分野>
 専門は認知心理学,言語心理学です。特に物語理解に関心があり,その中でもアニメーションを対象とした物語理解過程の研究を行っています。
 私たちは物語を読む際,頭の中で「状況モデル」と呼ばれる心的表象を構築しています(わかりやすく言えば,「(物語内で)誰がいつどこで何をしている状況か」のイメージのことです)。この状況モデルは,物語を読み進めている間に新しいものに更新されていき,読み終えた時には最終的な状況モデルが構築されます。この最終的な状況モデルに至るまでの過程のことを"物語理解過程"と呼びます。私は,アニメーションを視聴する際も,文章媒体と同じような物語理解過程を経ているのではないかと考え,研究を始めました。現在は,アニメーション視聴時の状況モデル更新に関わる要因は何かや,映像特有の要因が更新に与える影響などについて研究を行っています。


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