統計物理学懇談会(第 9 回)の記録

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公開:2022年1月8日、最終更新:2022年3月17日

研究会は無事に終了しました。参加してくださったみなさん、講演してくださったみなさんに感謝いたします。 オンライン開催も二回目ですっかりスムーズになりました。休憩時間のブレイクアウトルームでの議論もうまくいったと思います。

一部の講演のスライドを見ることができます。

統計物理学とその周辺の分野について、様々な話を聴き自由に議論することを主眼にした研究会を開きます。 ご興味のある方は、ぜひ積極的にご参加ください。

この研究会は 2013 年から始めて今回が 9 回目です。 これまでの研究会には幸いにして多くの人に参加していただき充実した素晴らしい会になりました。 過去の記録はトップページからご覧ください。

肩の凝らない、しかし、長い目で見て意義のある会にしていきたいと考えています。 どうかよろしくお願いいたします。

世話人:齊藤 圭司(慶応大学理工学部)、田崎 晴明(学習院大学理学部)

開催方法

オンライン(Zoom)
事前登録を締め切りました。

プログラム

講演は原則として日本語です。時間配分はだいたい講演 40 分 + 議論 20 分。

休憩時間(および終了後)には直前のセッションの一人目と二人目の講演者に、それぞれブレイクアウトルーム 1 と 2 に移動してもらいます。講演に関連する議論を続けてください。 ブレイクアウトルーム 3 以降はそれ以外の議論に活用してください。次のセッションが始まるときにはメインの会場に戻りましょう!

3月 10 日(木)

 13:00-13:05
   世話人挨拶
 13:05-14:05
  香取 眞理 (中央大理工)
   ランダムな点(ランダム行列)と線(SLE)と面(量子重力)スライド文献 1文献 2
 14:05-15:05
  作道 直幸 (東大工)
   高分子ゲルにおける負のエネルギー弾性

 (休憩 25 分)

 15:30-16:30
  小布施 秀明 (北大工)
   非エルミート系の物理:量子ウォークによるアプローチスライド
 16:30-17:30
  御手洗 菜美子(ニールス・ボーア研究所)
   細菌とウィルスの競争と共存

3月 11 日(金)

 9:45-10:45
  吉田 紅(Perimeter Institute)
   Black hole and quantum information scrambling
 10:45-11:45
  山崎 雅人 (IPMU)
   Success and Limitations of Effective Field Theoriesスライド

 (昼食など 1 時間 15 分)

 13:00-14:00
  濱崎 立資 (RIKEN CPR)
   量子Ising模型における新奇な非平衡量子多体現象スライド
 14:00-15:00
  波多野 恭弘 (阪大理)
   ランダム媒質のクリープ破壊現象とそのモデル化

 (休憩 30 分)

 15:30-16:30
  吉岡 信行 (東大工)
   量子多体問題における古典/量子変分探索スライド
 16:30-17:30
  Andreas Dechant (京大理)
   Detailed balance and entropy production in continuous-time Markov processesスライド

更新記録


田崎晴明
学習院大学理学部物理学教室
田崎晴明ホームページ

hal.tasaki@gakushuin.ac.jp