東洋文化研究所「東アジア学国際研究拠点形成プログラム」
本研究会は、台湾、韓国、日本の政党による候補者指名制度のあり方を検証し、それぞれに見られる独自の発展状況の相違や共通点とその意味を、比較政治の観点から分析することを目的とするものであった。
当日は、高選圭氏が韓国、蔡佳泓氏、游清鑫氏、俞振華氏が台湾、庄司香が日本の候補者指名制度の歴史と現状についてそれぞれ報告し、最後にそうした指名制度が政党制度にもたらす影響など、理論的な観点から3例を比較考察した。
報告は英語と日本語を交えたものになったが、質疑応答には他の参加者も大いに参加し、活発な議論が展開された。