19世紀ヨーロッパが世界をリードしたように、または20世紀にアメリカが世界 をリードしたように、21世紀、アジアの世紀の訪れがみえはじめている。
この10年の経済成長を見れば、1人当たりのGDP、GDPの成長率、個人消費、投資において世界平均の倍近い数値を示しており、世界の中で占める人口の割にエネルギーの使用量、購買力、GDP、時価総額の伸びが早く、とてもいい兆候を示している。
その中で、インドの成長は著しく、日本や中国と並んでアジアの中心になりつつある。
一方で、アジアには多くの問題がある。
経済は多様性があり競争が激しく、その競争の中で、原子力発電設備の増加が核兵器開発につながる可能性があり、南シナ海等の国境問題も多く存在する。
特に日本、中国、インドが争うような事態となれば、アジア地域の成長は阻害されることが予想される。
アジアは統合され、協調的に成長を続けることができるだろうか?
EUとの比較をすれば多くの阻害要因がある。
貿易の障壁を低し、安定的なアジアへ向かうべきである。