4年次にはどちらの系とも卒業論文の作成が中心となり、1年間の大半を費やして20,000字以上の論文を完成させます。そのためには、3年次の授業で、関心ある領域の講義や演習を履修し、テーマを絞ることが大切です。4年次に入るとすぐに、全体構想についての草案を作成し、研究を具体的に進めていくための準備に取りかかります。日本語日本文学科にはゼミの制度はありませんが、指導教授の演習がおのずからゼミの性格を持ち、そこで論文の中間発表や研修を兼ねた旅行などが行われます。一つのことにこれだけ集中し、試行錯誤を経て完成させたという経験と自信は、何ものにも代え難い人生の財産となるでしょう。 |