英語科

英語科の目標

  1. 1一人ひとりが、しっかりと英語を身につける。
  2. 2文の組み立てを理解し、自ら作った英文で伝える。
  3. 3品格を持って朗らかに、国内外の人と積極的に交流し、お互いを知ろうとする。

取り組み

  • 少人数制の授業で英語を使う体験を大切にし、児童一人ひとりが、発音や会話、文の読み書きなどを正しく身につけているかを確認しています。
  • 自分自身や身近なことについての表現を定着させ、自分のことや日本の文化を文単位で表現できるように発展させていきます。
  • 発表活動を多く取り入れ、お互いに伝えたり理解しようとしたりする気持ちを育み、いろいろな立場や文化の人ともにこやかに接する態度を養います。

授業の様子

授業数と教員構成

3・4年生は週1時間、5・6年生は週2時間、英語の授業があります。いずれの学年も、1クラスを2つのグループに分割し、16~17名の少人数で授業を行っています。4・5・6年生は、日本人教師と英語母語話者がティーム・ティーチングで担当する時間があります。6年生は、すべての授業でティーム・ティーチングを行っています。

具体的な取り組み

どの学年でも、ゲームや歌、絵本などで、英語をよく聞き、口慣らしをして感覚をつかむようにクラス全体で練習をします。そのうえで、テキストを使ったロールプレイ、対教師・対友だちでの練習など、一人ひとりが英語を発する機会を多く設けるようにしています。
また、定期的に「読む」「書く」「聞く」「話す」の4技能のテストを行い、一人ひとりの習熟度を確認しています。さらに、各単元の終わりには、振り返りの記録“Class Diary”を書きます。楽しかったこと、難しかったこと、上達したこと、努力したことなどがが書かれたものから、授業ではわからない一人ひとりの気づきや英語に対する思いを教師が把握していきます。

異文化に触れることで、自国の文化についても気づくことができます。マザーグースの詩や、イソップ物語など外国の古典に触れたり、ナーサリーライムで韻を踏んだ英詩のもつ味わいを楽しんだりしています。英語独特のプロソディー(発音・抑揚・強勢)が自然に身につくと同時に、背景にある風土や文化、その国の人々の思いなどを感じることができます。
子どもたちは自らの経験と照らし合わせて日本の文化にも気づいていきます。5年生以上では、日本の遊び、和食、日本の観光地などを紹介する学習活動をします。子どもたちはグループで会話文を作り、クラス全員の前で発表をします。

発表活動を通して子どもたちは、グループでの協力や、相手に伝えるための工夫が欠かせないことを学びます。そして、日々の授業で培った、習った表現を用いて自分で文章に組み立てていく力。それを学習のまとめとして発表していくことの積み重ねで、大きな発表会でも自信をもって堂々とクラスの前に立つことができます。子どもたちは、思いやりの心をもってグループみんなで発表を作り上げ、安心して朗らかに自分を表現しています。
発表会では、子どもたちはお互いに評価をします。公平な心で評価できる態度は、これからの多文化社会の中で大いに役立ちます。

留学生が訪問してくると、一緒に英語の授業を受けます。お互いの国のことを英語で聞き合ったり、英語圏以外の国からの留学生にはその国の言葉や文化を紹介してもらったりします。学習した英語を用いて多文化に触れ合う時間となります。こうして、国内外の人との積極的なコミュニケーション能力を築いていきます。

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