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Department of Education Faculty of Letters Gakushuin University

ご挨拶

学科主任メッセージ

教育学科第2ステージへ

教育学科主任 長沼 豊

 教育学科は小学校教員の養成を主たる目的として平成25年4月に開設しました。入学を考えている皆さんの中には教員以外の進路希望者もいるでしょう。進路の別はあっても、私たちが意図しているのは、教員を含めて「学びの総合プロデューサー」を育成するということです。教えるプロではなく学びのプロを育てるということです。そのために教育学科では次の3つのことを特に意識しています。

 第1に理論と実践の往還を重視します。
 教育学科には体験型・協議型の授業が多く用意されています。実際に学校を訪問するものもあれば、自然の中で生活するものもあります。これだけ多くの体験型・協議型の授業があるのも珍しいでしょう。しかし単に体験すれば良い、グループワークをすればよいというものではなく、理論に裏打ちされた実践を構築するということが求められます。学生には教育の理論と実践を「つなげる」人であってほしいと考えています。
 第2に徹底したコミュニケーション能力の向上を企図します。
 英語教育において今後ますます「読む・書く・聞く・話す」の4つの能力をバランス良く育むことが重視されますが、まずは日本語でこれらを駆使できる能力が基盤となります。これは教員にとっても必要な能力といえます。学生にはコミュニケーション能力を発揮し、他者に発信し「つながる」人であってほしいと考えています。
 第3に集団における関係性づくりを体得してもらいます。
 グローバル化の進展により、今後ますます多様な背景をもった他者と出会い、関わり合う時代になります。小学校の子どもも同様です。ペア学習やグループワーク、教科外の体験型の学びなど、常に集団をどのように活性化させるのかが問われます。しかも包摂の(排除を生まない)考え方を基盤とした関係性づくりです。学生には多様な他者と他者を「つなげ」自らも「つながる」人であってほしいと考えています。

 学習院大学の教育学科は、このような能力をしっかりと身に付けることができるカリキュラムと教員体制を整えていると自負しています。その証拠に、平成29年3月に卒業した第1期生の教員志望者のほぼ全員が小学校教員になりました。
 この成果をふまえ、さらに教育学科の教育を充実させるために、5年目からの第2ステージは新たな入学者選抜の開始と新カリキュラムの策定を行いました。

【教育学科第2ステージの新しい入学者選抜】

 従来の一般入試、指定校推薦に加えて、入学機会を2種増やしました。
①平成29年度入学者から公募制推薦を始めました
 書類、小論文、集団面接、個人面接により判定し、特色ある入学者を受け入れます。
②平成30年度入学者から一般入試で理系が得意な受験生に入学枠を増やします
 数学・理科・英語のいわゆる私立理系型3教科で受験できます。理系が得意な小学校教員が求められているからです。

【教育学科第2ステージの新カリキュラム】

① 演習科目の充実を図りました
 2年生にも少人数の演習科目を設けることで、1年生から4年生までの全ての学年で演習があり密度の濃い学習ができます
② 理論系の科目の充実を図りました
 「教育学理論」「教育学原典講読」など理論系の科目を新規に開講することで、理論と実践のさらなる往還を目指します
③ 教員免許科目の充実を図りました
 教科教育系の科目の配当年次を変更することで、よりバランスのとれたカリキュラムで学べます。

【卒業生の進路について】

 平成29年3月に卒業した第1期生(46名)は、ちょうど半分にあたる23名が公立教員採用試験を受験し、全員が一次試験に合格(100%)しました。二次試験は19名の合格(83%)でした。その後臨時任用や私学の採用が決まり最終的には21名(91%)が小学校教員になりました。教員志望者のほぼ全員が教員になったことになります。大学院進学は8名、この中には修了後に教員採用試験を受験する人もいます。その他の進路は公務員が3名、企業が11名でした。

 なお、教育学科のカリキュラムは小学校教員免許を取得しなくても卒業できるようになっています。仮に教員免許を取得せず、学校以外の企業に就職した場合でも、4年間で培われた教育に対する深い理解力、体験型学習における指導力、あるいはグローバル化する社会への対応力は、現代の企業においても十分に通用するはずです。教育関連企業への就職はもとより、海外に展開する日本企業、あるいは日本での展開を図る外国企業などでの活躍を大いに期待できると信じています。

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