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フランス文学科からフランス語圏文化学科へ
| 年の長い歴史を持つフランス文学科は、発足以来、フランス語とフランス文学を大きな柱とした研究・教育を続けてきました。しかし、時代の移り変わりによって、フランス文学科の研究・教育内容は、必ずしも、狭い意味の「文学」にとどまらず、フランス文化一般、さらには世界に広がるフランス語圏文化へと広がってきました。そこで、学科名称を「フランス語圏文化学科」と変更し、学科内容を再編成し明確化することによって、将来にむけて新たな展望を開くことにしました。 |
フランス語圏文化学科の名称について
| わたしたちが名称に「フランス語圏」という言葉を使うのは、フランス語を使う世界の広い国と地域を視野に収めたいと考えているからです。言うまでもないことですが、フランス語が使われているのはフランス本国だけではありません。ヨーロッパではベルギー、スイス、ルクセンブルクなど、また、フランスがかつて植民地として支配していたアルジェリア、モロッコなどのアフリカ諸国、そしてカナダやカリブ海沿岸の国や地域、オセアニアの島々などでもフランス語は主要な言語として使われているのです。 そしてこのフランス語圏の中では、文学のみならずさまざまな分野に発展し続けるフランス本国の文化事象が重要な地位を占めることは当然としても、いわゆる「フランス文化」とはちがう多様な文化が世界には生まれており、それも忘れるわけにはいきません。たとえばアフリカやカリブ海の地域では現地語とフランス語の混淆したクレオール語があり、それをもとにしたクレオール文化(ポスト・コロニアル文化)の発展が見られ、世界の中で21世紀的な文化として非常に重要な問題を孕んでいます。 以上のように、フランス語圏を構成する地域的な広がりと、そしてその中で文化がもちうる複数性、多元性(すなわち「高級な」文学のみならず、さまざまなレベルの文化事象)を学問領域として視野に入れたいという考えから、「フランス語圏文化学科」という名称を採用することにしました。 |
