履修案内

履修の仕方

正式な履修申込は2年生から

本学において、学芸員資格を取得するには、学部2年生の4月の「博物館に関する科目履修ガイダンス」に出席し、事務室への履修申込書の提出と履修費(参考:令和2年度は¥10.000)の納入をしなければなりません。 その手続きをした上で、
1.学士の称号を有すること
2.「博物館に関する科目」の必要な単位を修得すること
が必要です。
1の学士の称号を得るために、学部生の皆さんはまず卒業に必要な単位を修得しなければなりません。
2の「博物館に関する科目」の単位は、必修科目を9科目19単位、選択科目を2系以上にわたり合計8単位以上修得する必要があります。令和2年度には、学部2年生以上で学芸員課程の履修を正式に開始する85人の履修申込を受け付けました。

単位や手続きなどの履修のルールは、履修要覧掲載の学芸員課程履修規程に定められています。ガイダンスでは、履修の手引の配布とともに、履修規程についての詳細な説明や、学芸員課程の履修申込書の提出・履修費の納入についての指示が行われますので、履修を検討する際は必ずガイダンスに出席しましょう。 ガイダンスの開催については、G-Port上でお知らせされる他、このHPの事務室からのお知らせのページにも関連情報が掲載されます。また、個々の授業の内容や予定については、G-Portのシラバスから検索して見ることができます。

「生涯学習概論」は1年生でも履修できる

学芸員資格取得のための「博物館に関する科目」の必修科目は、原則として2年生以上で事務室への正式な履修申込をしてからでなければ履修できませんが、「生涯学習概論」という科目だけは、1年生のうちから履修できることになっています。ぜひ、1年生のうち「生涯学習概論」を履修しておきましょう。
なお、選択科目も含め、履修年次が1年生からになっている科目を履修するにあたっては、履修申込をしていなくても自分でG-Portの履修登録をするだけで履修が可能です。

「博物館実習」について

2年生で履修申込をし、「博物館に関する科目」の単位がほぼ(「博物館概論」「博物館資料論」「博物館資料保存論」「博物館展示論」「博物館教育論」は必ず)修得できた、もしくは年度中に修得見込みの3年生以上の学生は、次年度に課程の総仕上げの科目である「博物館実習」が履修できます。令和2年度は、71人の履修申込を受け付けました。
「博物館実習」は、「学内実習」と、「館園実習」からなります。
「学内実習」は、通年週1回の授業で、10~15名程度の小人数制のクラス編成で行われます。令和3年度は美術系3クラス、歴史系3クラスの計6クラスが設置されます。
「館園実習」は、原則1~2週間程度、博物館・美術館・歴史館・郷土資料館・水族館など博物館の現場での実習です。学内での選考を経たのち、特定の博物館に応募をし、受け入れの承諾をいただけると実習を行うことができます。

この「博物館実習」を履修するためには、以下の手続きが必要です。

  • (1)3年次までに「博物館概論」「博物館資料論」「博物館資料保存論」「博物館展示論」「博物館教育論」の単位を修得する。
  • (2)3年次の秋(11月頃)に行われる「第1回博物館実習履修ガイダンス」に出席し、指定日に「仮登録」(自分の専門分野や実習希望館園名などを書いた「仮登録書」と「特別ガイダンスレポート」の提出)をする。
  • (3)「レポート」に基づき、「学芸員課程委員会」の委員の先生方が、「仮登録」者の皆さんのクラス、実習館園を決定する。
  • (4)4年生の4月1日頃に発表される「博物館実習履修有資格者」と「クラス分け」を確認のうえ、4月上旬に行われる「第2回博物館実習履修ガイダンス」に出席する。
  • (5)指定の申込日に、「第2回博物館実習履修ガイダンス」時に配付された「博物館実習履修申込書」「博物館実習身上書」を提出し、「博物館実習履修費(¥5.000)」を納入する。
  • (6)学内実習(通年週1回の授業)に毎回出席する。
  • (7)5月頃に開催される「博物館実習館園実習事前ガイダンス」に出席する。(この頃までに順次館園実習先が連絡される。)
  • (8)館園実習を行う。

「博物館実習」館園実習における実習先や、資格取得した学生が就職した博物館・美術館については、ガイダンス時に配布される学芸員課程の手引や、年1回発行の広報誌「学芸員」などに紹介されています。