専攻の紹介

カリキュラムの考え方

 本専攻の博士前期課程が養成をめざす<高度な専門的職業人>としてのアーキビストについて、日本においては本格的な資格制度が整備されていませんが、2012年にはその先駆けとして、日本アーカイブズ学会による「登録アーキビスト」認定制度がスタートしました。本課程は、その登録資格要件を満たすために必要となる授業科目を、十分に備えるものです。
 カリキュラムは、理論的科目と実務的科目のバランスならびに相互関連に配慮して、教育課程を体系的に編成しました。具体的には下記図のように、基礎理論、資源研究、管理研究に関わる授業科目を「コア科目」とし、情報資源という幅広い連携協力領域に関する「学際科目」、そして実践力を身につける「応用科目」を配置しています。最後に学位論文を執筆し、口述試験に合格することにより、「修士(アーカイブズ学)」の学位を得ることができます。

アーカイブズ学専攻のカリキュラムの考え方

 博士後期課程では、世界水準のアーカイブズ学研究を強力に推進し、同時にアーカイブズ学教育者としてアーキビスト養成を担っていくことができるように、主体的な研究の場として「アーカイブズ学演習」を位置づけます。また、自らの研究の必要性に照らして、「コア科目」「学際科目」の授業科目を履修し、研究を深めていきます。また、実践的研究の機会として「アーカイブズ実習」を履修することができます。
 以上によって研究を進め、学位論文を提出の上、最終試験に合格することにより「博士(アーカイブズ学)」を得ることができます。

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