先輩の声

入学希望者に向けた卒業生・在校生からのメッセージです。



兼宗朋史  学部時代は日本文学部に在籍していましたが、予てより“シネフィル”であった私は、卒業後も「映画について論じたい」という思いがあり、身体表象文化学専攻の博士前期課程に進学しました(中条省平先生の著書が、学部時代からの私の愛読書であったことが当専攻を選んだ大きな理由です)。  現在、博士後期課程に在籍している私の研究のテーマは、映画にとって「音楽」がどのようなものであるかを提示することです。無謀にも思えるテーマですが、先生方は私の意向を尊重して親身になってご助言下さるので、自由に研究を進めることができています。  身体表象文化学専攻は、他にも演劇・マンガ・アニメーションといった各芸術に興味がある方、あるいはそれぞれを「横断」しながら幅広く学びたい方も対象としています。特に博士前期課程の段階では、各メディアを比較しながら研究の基礎を固めていくことが重要になりますし、それができることが当専攻の最大の魅力であると考えています。
博士後期課程に在籍中 兼宗朋史



koe-tawada.jpg  演劇って何だろう?
 シェイクスピアはハムレットの口を借りて「演劇は時代を映す鏡」だと答えました。私なら何と答えられるでしょうか。
 この問いの答えを、研究者は論文を書き読者に伝えます。演出家は作品を作り観客に伝えます。
 後者でもある私は、作り手の視点で19世紀末ジャポニズム演劇を研究し、研究と現場の双方の世界の「ことば」を理解できれば、独自の視点が持てると考えました。物事を多面的に捉える視点を養うことの出来る本専攻は、私には他には得難い「研究室」であり、「知の稽古場」でもあるのです。
2017年3月博士後期課程修了 大学専任教員 多和田新太良



koe-yoshimura.jpg  学部時代は美術史を勉強していましたが、マンガを専門的に研究してみたいという気持ちから、身体表象文化学専攻に入学しました。当初、研究の基礎さえできていなかった私にとって論文を仕上げるということは無謀な挑戦にも思えました。けれど、夏目房之介教授の丁寧な指導や頼りになる先輩方、切磋琢磨できる同輩たちのおかげで、好きなことを研究できるということ以上にとても恵まれた環境だったと思います。
 現在は主に漫画の展覧会の企画・制作に携わっています。展覧会という「場」を通じて観客に伝えたいことは何か、またマンガというメディアの魅力を活かした展示にするためにはどうしたらいいか、試行錯誤の毎日ですが、学習院のゼミで学んだことが自分の仕事の軸になっていると感じます。
2012年3月博士前期課程修了 キュレーター 吉村 麗



koe-sunazawa.jpg  33年前、宮崎駿のマンガ版『風の谷のナウシカ』の連載が始まりました。私はこの作品で卒論を書きたいと考えましたが、当時それは夢のまた夢でした。28年たって「不惑」もとうに超えた私は一大決心をします。夏目房之介先生に教えを請い、あの時できなかった『ナウシカ』論を書き上げようと、身体表象文化学専攻の扉を叩いたのです。
 学問領域の一つとして思いきりマンガ・アニメを研究できる環境。すばらしい先生と気の置けない仲間たち。まるで学部生の頃に戻ったかのように気持ちが若返ったのを今でも覚えています。
 マンガやアニメを研究したい人は、まだ踏み荒らされていない未踏の原野が目の前にあります。その分、苦労することも多いでしょう。しかし、やりがいもあります。広大なマンガ・アニメの世界で何を研究するのか、したいのかを見失いそうになるかもしれません。しかし、自分のしたいことをしっかりとつかみ、ぜひあなたも身体表象文化学専攻の扉を叩いてください。
2014年3月博士後期課程修了 高校教諭 砂澤雄一





専攻紹介





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目白1-5-1北2号館6階631室 
学習院大学 人文科学研究科
身体表象文化学専攻
Tel:03-5992-1404


開室時間
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