理念と目的
学習院大学専門職大学院法務研究科(学習院大学法科大学院)は、様々な立場の人々に寄り添う法曹を輩出することを目指しています。そこで優れた人権感覚と高度な専門的知識を有し、オールラウンドな能力を持つ多様な法曹人材の養成を、教育研究上の最も基本的な教育理念としています。
かかる理念に基づき、学習院大学法科大学院では、社会に貢献しようという高い志と責任感を育み、法曹として必要な資質を磨くことに教育上の力点を置いています。このために、オーソドックスな科目展開のもと、基本を重視した丁寧な指導をすることで、学術の理論及び応用を教授研究し、高度の専門性が求められる職業を担うための深い学識及び卓越した能力を培うことを目的としています。
法曹養成の特色
学校法人学習院は「ひろい視野 たくましい創造力 ゆたかな感受性」を教育目標とし、目白のキャンパスには幼稚園、中等科、高等科、大学、大学院が集い、少人数制教育を伝統としてきました。学習院大学法科大学院もアットホームな環境のなかで、人権への豊かな感覚と市民的公共性を備えた法律専門家を、少人数制教育を通じて養成しています。
人々に寄り添い、その様々なニーズに応え続けるためには、生涯学び続け、知識や技術を絶えず研鑽することが重要です。実務家として学び交流することのできる場として本法科大学院には法務研究所が併設されています。本法科大学院修了後も引き続き生涯を通じて法曹養成教育を行うことが、本法科大学院の法曹養成の大きな特色となっています。