
面接対策セミナーの実行委員や学生の指導にあたっている講師や学生サポーターの方にお話を伺いました。
面接対策セミナーを支える人たち-実行委員会編-
面接対策セミナーを支える人たち-講師・サポーター編-
参加した学生たちの声
講師の声(4名)
- リーダー講師 上野 彰
- 面接対策セミナーが長年続いているのは、1対1で真摯に指導するという志が根付いておりその心が学生たちにも響いているからだと思います。さまざまな年代の講師が参加していますが、このような指導方法が脈々と受け継がれているからこそ、伝説ではなく"伝統"として続いています。
今、就職率は一つの重要な指標ですが、私たちは単純な就職率を高めることだけではなく、学生一人ひとりに適合した企業に入社することが重要であると考えています。
就職しても3年以内で辞めるという現象が起きていますが、それを防ぐには、各々に"自分とはどんな人間か"を自覚させ、そこを基点として就職先を見いだすように指導する必要があります。まずは、自分を見つけ、自分に合う企業に就職する、そうすれば、自分の人生をしっかりと積み上げることができると考えています。
近年、面接対策セミナーが学生たちに受け入れられ、大学、桜友会と一体となった支援体制のもと、多数の参加者によって開催されるようになり、大変喜ばしく思っております。しかし、多くの学生に対してしっかりと十分な指導をするためには、この面接対策セミナーの志をしっかりと理解した講師を継続して創り出すことが、課題であると思っております。
- 講師 吉田 臣吾
- 我々が面接対策セミナーで最も大事にしてきたのは、一人ひとりの深堀りをしながら自分自身をきちんと発見させ、それを自分の軸にして面接に臨んでもらうということです。多くの先輩方がさまざまなことを教えてくださる「伝統ある学習院」ということを、ぜひ学生たちに感じて卒業していっていただきたいと思います。
面接対策セミナーは、就職活動のスタートラインです。言い換えれば、大人として社会に出るスタートを切るということですから、その前の準備をしっかりやっていただきたいと考えています。正直、大学生の間はまだ社会を甘く見がちなところがあると思いますが、この面接対策セミナーには真摯な思いで取り組んでいただきたい。我々も、学生たちをしっかり成長させたいという真摯な想いで取り組んでいます。たった2日間ではありますが、成長する彼らを見ることが我々の幸せでもあるので、来年面接対策セミナーを受ける学生たちにも、頑張って準備をして臨んでいただきたいと思っています。
- 講師 仲野 恵
- 昨年度から就職活動のスケジュールが2ヶ月後ろ倒しになったこともあり、学生自身も戸惑っている印象を受けました。だからこそ、自己分析や業界研究、スケジュールをどう作り上げていくのかというところも、今回の面接対策セミナーが果たす役割のひとつだったと思っています。
確かに、毎年多くの履歴書を添削したり、それぞれの学生の指導を考えたりするのは大変ですが、それでもこのセミナーに惹かれて毎年参加している自分がいる。それは自分自身のことを知り、人に伝えて、自らの未来を作っていくという就職活動の流れ自体が、人生のステップを踏んでいくうえで必ずやる作業だと思っているからです。実際に、私も就職してから同じような作業を繰り返していますし、何か学生たちの助けになれたらと。それにもちろん、自分も就職活動の時にお世話になったので、恩返しの想いも込めて参加しています。
- 講師 葉 健山
- 学生の時は受講者、昨年はサポーター、そして社会人となった今回は講師として参加しましたが、実際に社会に出ると、いろいろ大変なこともあります。面接対策セミナーでは、その経験をそのまま学生の皆さんに伝えたいという思いで取り組みました。
私は留学生だったので、日本人とは違い、礼儀作法やマナーなど何も分からない状態から就職活動をスタートしました。そんな時に、3年生で参加した面接対策セミナーで講師の方から熱くご指導いただけたことで、就職に対する意識を高めることができました。
今後、このセミナーに参加する方々へ伝えたいのは、事前に渡される自己分析シートや履歴書をしっかり準備し、本番当日は120%の力で取り組んでいただきたいということ。私たち講師やサポーターも、皆さんが納得のいく就職ができるようサポートしますので、楽しみに来ていただければ嬉しいです。
講師の声(2名)
- 学生サポーター 筆島 督成
- この2日間で、学生たちの顔つきが見違えるほど変わった姿を見てすごく嬉しく思っています。また私自身も今回、多くのことを学びました。例えば、模擬面接で学生に質問したり自己分析を手伝ったりする際に感じたのが、人の長所を発見する難しさです。そこで先輩講師の方々を見ていると、すぐに面接相手の性格を見抜いて的確なアドバイスをされていたのでとても驚き、勉強にもなりました。
面接対策セミナーが就職活動中の学生が大きく成長する場であることは確かだと思います。また目の前の就職活動だけではなく、広い視野で自身の生き方について真剣に考えるきっかけにもなっているのではないでしょうか。
学生時代の経験から得たこと、感じたことを、うまく言葉や文字にしてアウトプットすることが就職活動で一番大切だと思いますし、その練習にはこのセミナーが絶好の機会だと感じています。
- 学生サポーター 王 春泥
- 留学生の立場から見ると、日本の就職活動は一斉に始まり一斉に終わるような感じでプレッシャーを感じますし、とても大変なことだと意識しています。しかし、世の中にはたくさんの素晴らしい企業があり、頑張れば最後は必ず結果が出ると思っています。
就職活動は辛いこともありますが、辛いからこそ人を大きく成長させます。私も就職活動を経て、前向きになったり堂々と話せるようになったりすることを実感しました。それは、内定よりも自分が得た一番貴重なものではないかと感じています。また、学生の時に面接対策セミナーに参加して、内定後にサポーターとして戻ってきたことに学習院というつながりを強く感じています。今後もそのつながりを大切にして、後輩の方々にもぜひ学習院の就職支援を活用していただきたいと思っています。