科長の話

学習院初等科は、創立以来永い歴史の中で培われた校風を大切にし、新奇に走らず、旧習にとらわれず、教育の基礎としての人間の育成に努めています。

初等科長 大澤隆之初等科長 大澤隆之

「自重互敬」の精神を大切にして、未来を切り拓く

学習院初等科は、「自重互敬」「正直と思いやり」を大切にし、豊かな人間関係をつくる土台を育んできました。そして、「学習院の卒業生にはおおらかな人が多い」という言葉をいただくことが度々あります。
今、世界は混迷を極め、平和が脅かされています。『学習院院歌』には、「まなかひに世界ををさめ」「常照らせ真理と平和」という言葉があります。初等科で歌う『さくらのきしょう』には、「へいわのきしょう」「せかいのそらに いまにさかせる」という言葉があります。
第2次世界大戦後の学習院で、安倍能成院長は、「自重互敬」「正直と思いやり」の大切さを、子どもたちに繰り返し語りました。平和が脅かされている今こそ、異なる考えも謙虚に聞き、自分の考えを深め高める「自重互敬」の精神が必要です。
初等科は、この精神を大事にしながら、さまざまな教育活動を行い、豊かな人間性と社会性を育てていきます。初等科の教育目標は、「真実を見分け 自分の考えを持つ子ども」です。予測困難な時代にあって、本質に目を向け、自分の考えをしっかり持って行動することが、よりよい社会や自分の人生を切り拓く力になります。
その資質や能力を伸ばすために、低学年から「専科制」を採り入れ、全教科に共通して、基礎力を徹底し、本物に触れ、学びあい、表現することを重視しています。また、日本の伝統文化に関する学習、体験学習、国際交流などを充実させています。
長い歴史に培われた伝統や校風を尊重しながらも、未来を展望し、教育内容や学習環境の充実に絶えず努め、知情意体のバランスのとれた教育活動を展開してまいります。

「正直と思いやり」を持った人物を育てるために
取り組んでいること

ページトップへ