図書館刊行物
『来ぶらり』(1983年7月発行~現在継続発行中)
「来(らい)ぶらり」は、大学図書館の様々なことを広く学内の学生・教職員に知ってもらおうと、1983年、当時の館長(故波多野里望元法学部教授、大学名誉教授)のもとで第1号が発行されました。この一風変わったタイトルは当時の図書館員に公募して決められたもので、ぶらりと図書館に来てもらいたいとの願いがこめられています。他の図書館に多く見られるような図書館報のスタイルは取らず、図書館の広報誌として位置づけられた「来ぶらり」は、誰が読んでもわかるような平易な文章とすっきりとした字体や構成が特徴です。また、当初は手作りの方針で進められたため、割付からイラストなど印刷以外の部分は、すべて図書館員の手によるものでした。当時、このようなスタイルの広報誌が珍しかったことから、『図書館年鑑1984』にも取り上げられました。
現在も図書館員が順次交代で編集にあたっている学習院大学図書館広報誌「来ぶらり」。代々の各委員は工夫を凝らし、悪戦苦闘しながら今日に至っています。
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『かるね(旧広報誌)』(1978年5月発行~1982年4月発行)
「かるね」は、創刊当時(1978年)の運用課長の発案により、図書館に関する小さな情報や図書館員が日頃感じていることなどを利用者に伝え、図書館をより身近に感じてもらおうという主旨のもと発行されました。「かるね」はフランス語で "carnet"。 手帳、雑記帳を意味します。その名の通り、この「かるね」では、テーマはあまり限定せず、図書館員が身近で起きた小さな出来事を手帳にメモするように綴っています。
当時はワープロもまだ普及していない時代でしたので、担当者が原稿(メモ)からイラストまですべて手書きで記述し、それを複写機で数十部作成した後、カウンターの片隅に置いていました。まさに手作りのミニ情報誌です。ガリ版刷の目録カードを知らない図書館員も増えた今となっては、読みにくいの一言かもしれませんが、図書館の一時代の表す貴重な資料です。
その後、「かるね」は復刊11号(1982.4)をもって休止しました。その流れは後の図書館広報誌「来ぶらり」に 継承されています。
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『来ぶらり』バックナンバー
『かるね』バックナンバー
1982(昭和57)年度 |
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NO.11(1982年4月発行) |
1981(昭和56)年度 |
NO.10(1981年4月発行) |
1980(昭和55)年度 |
NO.8(1980年4月発行) NO.9(1980年7月発行) |
1979(昭和54)年度 |
NO.3(1979年4月発行) NO.4(1979年6月発行) NO.5(1979年10月発行) NO.6(1979年11月発行) NO.7(1980年1月発行) |
1978(昭和53)年度 |
NO.1(1978年5月発行) NO.2(1978年9月発行) |