政治学研究科博士課程を終了するためには、「修士論文」あるいは特定の課題についての研究の成果である「特定課題研究」を提出する必要があります。
近年では、「特定課題研究」の方がより多くの院生から提出されているためここでは、「特定課題研究」を提出する際のモデルケースをご紹介します。
学期ごとに、学生は「研究指導」を受け、それに対応した「タイムペーパー」(研究報告レポート)を提出しなければなりません。
それらを積み重ねた上で、2年次の終わりに「特定課題研究」を提出し、審査に合格すれば「博士(政治学)」の学位を取得することができます。
最近の研究テーマ例
日本政治・政策研究コース
- 地方自治における問題解決と市民・行政・議会の三者関係
- 消費者問題の構造と解決策の検討:類型化と事例研究から
- 経済政策,予算審議過程からみる1955年体制の成立
- 南洋委任統治過程における日本の外交政策 1919~1945年
- 宅地建物取引業の政策過程について
- 統一地方選参加率低下の影響 ~市町村選挙において~
国際関係・地域研究コース
- 日本のODAの今後のあり方 -官民パートナーシップの可能性-
- 東アジア共同体構想をめぐる日中の外交戦略
- 国際河川対立と民族問題の関わり ~ユーフラテス流域の対立とクルド分離主義運動~
- フランスの移民と教育政策 積極的差別是正措置としてのZEP(教育優先地域)政策
- 排出量取引の導入課程:EU、日本、米国を事例に-
- 日本のODAにおける政府とNGOの関係 -パートナーシップの限界
- ASEAN Wayの有効性 ~地域協力機構が安定的に発展していくための方法~
社会・公共領域研究コース
- 日系ブラジル人の定着化と多文化共生 ~企業内での雇用の現状と日系人の意識調査から見えてくる共生社会とは~
- 企業の社会的責任(CSR: Corporate Social Responsibility)について
- 移民ネットワークと社会関係資本の新たな展開 -江戸川区西葛西のインド人コミュニティ研究
- 間メディア社会における文化変容のプロセス -中国の改作ドラマ「網球王子」と「醜女無敵」を事例として
- 商店街の情報戦略と今後のあり方 -東京都豊島区の商店街を事例として-