政治学研究科の協定先であるカリフォルニア大学サンディエゴ校から、客員研究員として来日していたステファン・ハガード教授に、ご自身の最新の研究成果をご報告いただいた。
テーマは、世界的に民主主義の後退が危惧されるなかで、ASEANなどに代表される地域的国際組織において増大している権威主義国の影響力であった。
これは様々な形で現れているが、中でも、いわゆる「選挙監視」の空洞化傾向に関する興味深いデータが示され、参加者と活発な議論が展開された。
また、全編英語で報告がなされたにもかかわらず多くの院生が参加し、質疑応答にも積極的に参加するなど、研鑽を積む貴重な機会となった。