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共同研究プロジェクト

高埜 利彦 教授プロジェクト

『近世の天皇・朝廷に関する基礎研究』

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1. 目的・内容・期待される効果など

 中世末期から明治維新新期まで、近世の天皇・朝廷に関する基礎研究を実施する。当該分野研究は立ち遅れているといえるが、その原因は史料集の刊行数の乏しさとともに、基礎的研究入門書が不足しており、研究者の絶対数が足りない点に求められる。本研究では、近世中期に関白を勤めた一条兼輝の日記を翻刻し、注釈する活動を進め、記載内容に関連する研究例会を開催する。また、京都市内の史料調査や関連地域の現地調査も行う。さらに研究入門のための基礎的な文献案内や道具類の作成を進める。その成果として3年計画の最終年には『近世の天皇・朝廷研究入門』(仮題)の出版に向けた原稿作成作業を行う。中世末期から明治維新新期まで、近世の天皇・朝廷に関する基礎研究を実施する。当該分野研究は立ち遅れているといえるが、その原因は史料集の刊行数の乏しさとともに、基礎的研究入門書が不足しており、研究者の絶対数が足りない点に求められる。本研究では、近世中期に関白を勤めた一条兼輝の日記を翻刻し、注釈する活動を進め、記載内容に関連する研究例会を開催する。また、京都市内の史料調査や関連地域の現地調査も行う。さらに研究入門のための基礎的な文献案内や道具類の作成を進める。その成果として3年計画の最終年には『近世の天皇・朝廷研究入門』(仮題)の出版に向けた原稿作成作業を行う。

2. 研究スタッフ

【プロジェクト代表】
・高埜利彦:学習院大学 文学部教授(史学科)

・井上勲:学習院大学 文学部教授
・山口和夫:東大史料編纂所助教授
・石川和外:学習院女子高・中等科教諭
・西村慎太郎:学習院大学大学院人文科学研究科史学専攻博士後期課程

3. 活動報告

13年度:年間に約8回の研究例会と京都その他現地調査を進めた。2001年8/22-8/24 京都御所・泉涌寺・東福寺、京都調査・リポート聞き取り、墓建物調査など

14年度:年間に9回の研究会を開催した。9月には京都の石清水八幡宮および伏見区内における調査・見学を行った。(詳細は『人文科学研究所報』2002年度版に掲載されています。)

15年度:年間11回の研究会を開催した。うち10回は、参考書となる研究入門書『近世の天皇・朝廷研究入門(仮)』の編纂作業にあてられた。うち1回は松田敬之氏をお招きして「堂上公家の部屋住-「次男爵」を与えられた者を中心に-」と題した研究報告会を開催した。(詳細は『人文科学研究所報』2003年度版に掲載されています。)

4. 今後の活動予定

本プロジェクトは、2004年3月31日をもって終了いたしました。
ご協力くださった皆様に厚く御礼申し上げます。

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