若手研究者研究助成
研究助成の概要
平成23年度より「若手研究者研究助成」の募集を開始いたしました。研究助成は、学習院大学人文科学研究科にて博士の学位を取得された後の研究を支援することを目的として行われており、募集時期は毎年4月上旬~中旬頃です。応募資格は下記のいずれかの条件を満たしている者になります。(詳細は、当研究所HP「お知らせ」掲載(募集時期のみ掲載)の当該年度の募集要項をご参照ください。)
(1)学習院大学文学部助教(無給研究職)
(2)学習院大学大学院人文科学研究科にて博士の学位を取得して3年以内の者で、
かつ常勤職についていない者
(3)学習院大学大学院人文科学研究科博士後期課程に在籍中、または在籍後、
外国の大学にて博士の学位を取得して3年以内の者で、かつ常勤職についていない者
採択された研究助成の概要については、当該年度の「学習院大学人文科学研究所報」に収録されます。
若手研究者研究助成一覧
-
2024年度採択 2件
- 研究題目
- 大正期のプラグマティズム受容
- 氏名
- 山田 大生 氏
- 研究題目
- 近世大名課役アーカイブズの構築に関する研究
- 氏名
- 望田 朋史 氏
-
2023年度採択 3件
- 研究題目
- 小方仙之助伝来「幻灯機のガラス絵」(青山学院資料センター蔵)─ヴィクトリア朝の美術と明治日本のキリスト教伝道─
- 氏名
- 三木 はるか 氏
- 研究題目
- 漢代の列侯と虎符
- 氏名
- 邉見 統 氏
- 研究題目
- 近世大名課役と柳之間席・帝鑑之間席の研究
- 氏名
- 望田 朋史 氏
-
2022年度採択 5件
- 研究題目
- 江戸幕府馳走構造と柳之間席大名の研究
- 氏名
- 望田 朋史 氏
- 研究題目
- 近世公家アーカイブズを用いた近世朝廷研究
- 氏名
- 林 大樹 氏
- 研究成果
- 「近世中期堂上公家の絶家と再興 ―名家北小路家の事例から」 『国史学』第241号、2024年5月
- 研究題目
- 松本源太郎のジョン・ラスキン受容――日英でのラスキン受容の視点から
- 氏名
- 三木 はるか 氏
- 研究題目
- 北宋前期における「統一」の変容
- 氏名
- 段 宇 氏
- 研究題目
- 前漢後期における宗室・列侯政策の研究
- 氏名
- 邉見 統 氏
-
2021年度採択 2件
- 研究題目
- 公家日記による近世公家アーカイブズ研究
- 氏名
- 林 大樹 氏
- 研究成果
- 「朝幕関係史上における刀剣贈答―尊号一件二刀進献をめぐって―」 『人文』20号、375-408頁
- 研究題目
- 矢代幸雄『サンドロ・ボッティチェリ』(1925年、改訂版1929年)――グローバルなラスキン受容の視点から
- 氏名
- 三木 はるか 氏
-
2020年度採択 2件
- 研究題目
- 天皇「近臣」と近世の朝廷
- 氏名
- 林 大樹 氏
- 研究成果
- 『天皇近臣と近世の朝廷』 吉川弘文館、2021年1月
- 研究題目
- 秦始皇帝像の歴史的変遷―史学史的考察―
- 氏名
- 段 宇 氏
-
2019年度採択 2件
- 研究題目
- 北奥諸藩の林政と森林文化に関する研究
- 氏名
- 萱場 真仁 氏
- 研究成果
- 『近世・近代の森林と地域社会』 吉川弘文館、2021年12月
- 研究題目
- 平安文学作品における子ども史
- 氏名
- 富澤 萌未 氏
- 研究成果
- 「「童」への名付け、「犬」への名付け」『物語研究』23号、63-79頁
-
2018年度採択 4件
- 研究題目
- 『うつほ物語』における子どもの犠牲の意味――継子譚・祝祭論の観点から
- 氏名
- 富澤 萌未 氏
- 研究成果
- 「『落窪物語』のあこき・三郎君に支えられる女君 : 一部の継子物語における童の役割」 『人文』22号、61-72頁
- 研究題目
- 北奥諸藩の林政と地域社会に関する研究
- 氏名
- 萱場 真仁 氏
- 研究成果
- 『近世・近代の森林と地域社会』 吉川弘文館、2021年12月
- 研究題目
- 20世紀フランスの「反前衛」における自由の概念-コレージュ・ド・パタフィジックを中心に
- 氏名
- 前山 悠 氏
- 研究成果
- Watanabe Kazuo, Satrape du College de ’Pataphysique 『人文』19号、53-64頁
- 研究題目
- フランス第三共和政期における学校衛生と児童の健康
- 氏名
- 犬飼 崇人 氏
- 研究成果
- 学校衛生史研究の可能性 : フランス第三共和政期の初等教育を中心として 『人文』22号、129-144頁
-
2017年度採択 5件
- 研究題目
- 1960年代の文学と美術における空間性について─サミュエル・ベケットを中心に
- 氏名
- 宮脇 永吏 氏
- 研究成果
- 「「失敗」の美学」『ベケットのことば』日本サミュエル・ベケット研究会(編)/ 木内 久美子(監修)、237-267頁
- 研究題目
- ジョン・ロックの処罰権論──権利の保全と権利の喪失──
- 氏名
- 渡邊 裕一 氏
- 研究成果
- ジョン・ロックの刑罰論 『人文』19号、5-24頁
- 研究題目
- 『源氏物語』における語りの研究
- 氏名
- 富澤 萌未 氏
- 研究成果
- 形容詞から考える『源氏物語』の語り 『人文』18号、182-196頁<逆丁・タテ組>
- 研究題目
- 視聴覚アーカイブ活動の基本原則に関する研究:UNESCO「視聴覚アーカイブ活動:その哲学と原則」(第3版)を中心に
- 氏名
- 石原 香絵 氏
- 研究成果
- 「視聴覚アーカイブ活動の基本原則に関する調査:ユネスコ『視聴覚アーカイブ活動──その哲学と原則 第3版』を中心に」『人文』17号、259-281頁
- 研究題目
- 受身文の被害性について─日本語教育の観点から─
- 氏名
- 村上 佳恵 氏
- 研究成果
- 「主節述部における直接受身の適切な使用場面」『日本語/日本語教育研究』9、23-38頁
-
2016年度採択 3件
- 研究題目
- 日本のマンガ・アニメ・ゲームにおける「戦い」の表象
- 氏名
- 足立 加勇 氏
- 研究成果
- 「『宇宙戦艦ヤマト』から『君の名は。』へ―美少女が象徴する戦うアニメの系譜とその論理」戦争社会学研究会編『戦争社会学研究』第2巻、110-132頁
- 研究題目
- 国際フィルムアーカイブ連盟(FIAF)と日本の交流史─FIAF創設から1960年代までを中心に─
- 氏名
- 石原 香絵 氏
- 研究成果
- 石原香絵『日本におけるフィルムアーカイブ活動史』美術出版、2018年 69-71頁、185-186頁、236頁 等
- 研究題目
- 学習院大学日本語日本文学科蔵『源氏物語』「藤袴」巻の巻末独自本文の研究
- 氏名
- 武藤 那賀子 氏
- 研究成果
- 「榊原本僚帖『源氏物語』「藤袴」帖における巻末独自本文の〈読み〉の可能性」『古代中世文学論考 第47集』新典社、2022年
-
2015年度採択 6件
- 研究題目
- 鎌倉期写『源氏物語』(河内本)の研究
- 氏名
- 武藤 那賀子 氏
- 研究成果
- 「学習院大学所蔵『源氏物語』河内本「帚木」巻 翻刻(第三軸)と僚本/古筆切」 『人文』16号、220-186頁<逆丁・タテ組>
- 研究題目
- アウグストゥスのインペリウム─ローマ皇帝の法的地位・法的権限の再検討─
- 氏名
- 丸亀 裕司 氏
- 研究成果
- 「ローマ帝政成立前後の「インペリウム」――imperium domi militiaequeをめぐって――」 『人文』16号、27-47頁
- 研究題目
- バウハウス舞台芸術理論の展開
- 氏名
- 柴田 隆子 氏
- 研究成果
- 「バウハウス舞台芸術理論の継承と展開」『舞踊学』2017 第40号、26‐34頁
- 研究題目
- 女性同性愛表象をめぐる諸問題─吉屋信子を中心に
- 氏名
- 竹田 志保 氏
- 研究成果
- 「〈女子〉をめぐるまなざし――吉田秋生『櫻の園』と映画版の比較から――」 『人文』16号、240-221頁<逆丁・タテ組>
- 研究題目
- 『源氏物語』の各巻における世界観の差を創造する言葉についての研究─「竹河」巻を中心にして─
- 氏名
- 吉村 研一 氏
- 研究成果
- 「『源氏物語』竹河巻別筆説の可能性――竹河巻における固有語からの考察――」 『人文』16号、292-278頁<逆丁・タテ組>
- 研究題目
- 実現可能文と自動詞文─いつ実現可能文を使うのか─
- 氏名
- 村上 佳恵 氏
- 研究成果
- 「初級で一度学んだ形式の取り扱いについて――実現可能と無意志動詞と有対自動詞の関係を例に――」 『人文』16号、49-62頁
-
2014年度採択 4件
- 研究題目
- 吉屋信子の大衆長篇小説について
- 氏名
- 竹田 志保 氏
- 研究成果
- 「吉屋信子の<戦争>―「女の教室」論―」『人文』14号、286‐265頁<逆丁・タテ組>
- 研究題目
- 近世後期の天皇・上皇・関白と朝幕関係
- 氏名
- 長坂 良宏 氏
- 研究題目
- 学習院大学日本語日本文学科所蔵『源氏物語』「帚木」巻の書誌調査
- 氏名
- 武藤 那賀子 氏
- 研究成果
- 「学習院大学所蔵『源氏物語』河内本「帚木」巻 解題と翻刻(第一軸・第二軸)」『人文』14号、222‐183頁<逆丁・タテ組>
- 研究題目
- 『伊勢物語』と業平伝説
- 氏名
- 近藤 さやか 氏
- 研究成果
- 「『伊勢物語』と業平伝説――愛知県を中心に――」 『人文』15号、182-170頁<逆丁・タテ組>
-
2013年度採択 3件
- 研究題目
- 中世後期の熊野参詣に関する研究
- 氏名
- 近藤 祐介 氏
- 研究成果
- 「熊野参詣の衰退とその背景」『人文』14号、308‐287頁<逆丁・タテ組>
- 研究題目
- 東アジア近現代における中国民衆宗教の分裂と統合
- 氏名
- 小武海 櫻子 氏
- 研究成果
- 近代中国民衆宗教の書籍ネットワーク考――重慶合川会善堂慈善会刊本目録――『人文』19号、148-125頁<逆丁・タテ組>
- 研究題目
- ジャンル確立期における表現主義演劇と表現舞踊の理論言説の分析
- 氏名
- 柴田 隆子 氏
- 研究成果
- 「舞台芸術における「理論」の役割―表現主義演劇と表現舞踏―」『人文』14号、115‐135頁
-
2012年度採択 2件
- 研究題目
- 日本語レポート作成過程の調査とその支援
- 氏名
- 吉田 美登利 氏
- 研究成果
- 「経済学部1年生のレポート作成過程の調査」『第15回専門日本語教育学会研究討論会誌』14-15頁 http://stje.kir.jp/download/15STJE_discussion.pdf 「レポート産出過程の調査―経済学部1年生を対象に―」『専門日本語教育研究』第16号
- 研究題目
- 寺院資料調査に基づく中世宗教文芸の研究
- 氏名
- 有賀 夏紀
- 研究成果
- 「『神道集』巻三「稲荷大明神事」における表現をめぐって―ダキニ天信仰の受容を中心に―」『人文』13号、222‐210頁<逆丁・タテ組>
-
2011年度採択 2件
- 研究題目
- 高麗仏画における中国画受容の再検討
- 氏名
- 藤元 裕二 氏
- 研究成果
- 「高麗仏画の振幅―養寿寺・泉屋博古館・浅草寺所蔵「水月観音(楊柳観音)像」を中心に―」『人文』11号、216‐189頁<逆丁・タテ組>
- 研究題目
- 立憲君主制度運用上における皇室の役割について
- 氏名
- 濵田 英毅 氏
- 研究成果
- 「「上流学校」の大衆化と教養主義─東京女学館館長・澤田源一の学校経営─」『人文』11号、39‐72頁<ヨコ組>