EN

共同研究プロジェクト

高埜 利彦 教授プロジェクト

『京都学習院旧蔵史料の書誌学的研究』
Study of a formative period of the East Asian's drama [Prof. Toshihiko Takano]

一覧へ戻る

1. 目的・内容・期待される効果など

 弘化4年に開設された京都学習院に所蔵されていた文献や資料は明治10年東京の学習院にその一部を移管した。 本事業では、現在、学習院図書館所蔵で東1号館に架蔵されている旧図書分類図書(『学習院図書館和漢図書目録』上・下巻、昭和4・5年)の中に散在する京都学習院からの移管文献や、その後学習院に寄贈された福羽美静文庫など貴重書文献の書誌学的研究を行なう。幕末期に京都学習院が必要とし求めた文献は何であったのか、という最も基本的な課題をはじめ、自筆写本・版本の占有比率など書籍情報論的解明をはかる。すでに、2003・2004年度学習院大学新規重点施策(戦略枠事業)「学術資料・文書等の管理と有効利用の在り方プロジェクト」の予算を受け、本学図書館所蔵の学術資料の全般的な調査を終えており、哲学(神道・仏教・美術史)・史学(日本史)・日本文学の三分野を中心に書誌学的研究を行なう。研究発表を行ない成果を学内外に広く開示していく。

2. 研究スタッフ

【プロジェクト代表】
・高埜 利彦:学習院大学文学部教授(史学科)

・新川 哲雄:学習院大学文学部教授(哲学科)
・小林   忠:学習院大学文学部教授(哲学科)
・武内 房司:学習院大学文学部教授(史学科)
・前田 直子:学習院大学文学部助教授(日本語日本文学科)

3. 活動報告

17年度:4回の研究会、および京都調査を実施した。京都調査では、京都府立総合資料館において、京都学習院旧蔵書について調査を行なった。(詳細は『学習院大学人文科学研究所報』2005年度版に掲載されています) 18年度:国立公文書館において京都学習院旧蔵書調査を行ったほか、福羽美静に関する資料の調査と写真撮影を津和野郷土館で実施した。また、高松藩松平家旧蔵書の調査のため、香川県歴史博物館などの機関に出張した。学内においては、文学部棟(北2号館)地下書庫の日本語日本文学科所蔵文献資料を中心にした調査と、購入史料である「華族会館廻達留 会館記事廻章記」の調査を行なった。(詳細は『学習院大学人文科学研究所報』2006年度版に掲載されています)

4. 今後の活動予定

本プロジェクトは、2007年3月31日をもって終了いたしました。ご協力くださった皆様に厚く御礼申し上げます。

一覧へ戻る
pagetop