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共同研究プロジェクト

高埜 利彦 教授プロジェクト

『アーカイブズ制度の比較史的研究-アジア太平洋地域を中心として-』
[Prof. Toshihiko Takano]

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1. 目的・内容・期待される効果など

 本事業は、日本におけるアーカイブズ思想の欠如やアーカイブズ制度の立ち遅れの要因を、科学的に究明することを第一の目的としている。その上で、日本におけるアーカイブズ制度構築の方向性を示すことを第二の目的とする。日本固有のアーカイブズ制度の原型を探り、かつ現代に至る経過を通時的に考察するとともに、アジア太平洋地域を中心にして、アーカイブズ制度の比較史的考察を重点的に実施する。
その結果日本のアーカイブズ学の発展方向を示すことが可能になろう。また、多様な社会のアーカイブズ制度をその社会との関連で明らかにすることで、日本のアーカイブズ学・制度・教育の発展の方向性の指針を得ることができよう。単なる制度などの移植では、成熟したアーカイブズ社会の形成は困難だと考えるからである。

2. 研究スタッフ

【研究代表者】
・高埜 利彦:学習院大学文学部教授(史学科)
【所員】
・武内 房司:学習院大学文学部教授(史学科)
・安藤 正人:国文学研究資料館アーカイブズ研究系教授
・保坂 裕興:駿河台大学文化情報学部教授

3. 活動報告

近世寺院アーカイブズ(高田専修寺)の研究を重点的に進めたほか、江戸時代の文書保存のあり方の調査・研究等を行った。(詳細は『人文科学研究所報』2007年度版に掲載されています。)

4. 今後の活動予定

人文科学研究所での、本プロジェクトは2008年3月31日をもって終了致しました。
ご協力くださった皆様に厚く御礼申し上げます。

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