共同研究プロジェクト
伊藤 忠弘 教授プロジェクト
『達成行動と向社会的活動を支える他者志向的動機と関係性の検討』
一覧へ戻る1. 目的・内容・期待される効果など
本研究では、達成状況において「人の願いや期待に応えることを自分に課して努力を続けるといった意欲」と定義される「他者志向的達成動機」の概念的妥当性の検証を継続するとともに、同概念が「人のため」になされる向社会的な活動の動機づけを理解する際にも有効であることを示す。期待される結果:達成行動やボランティア活動という領域の枠を超えた「他者志向性」をめぐる対人関係性のあり方のモデルを提起することを目指す。期待やサポートを与えられる重要な他者との関係は一般化し、他者や対人関係のあり方のモデルとなると予想され、「他者志向性」という社会的動機の概念は考慮に値すると考えられる。
2. 研究スタッフ
- 【研究代表者】
- ・伊藤 忠弘 :学習院大学 文学部教授(心理学科)
- 【所員】
- ・山本 政人 :学習院大学 文学部教授(心理学科)
- 【客員所員】
- ・上淵 寿 :東京学芸大学教授
・小方 涼子 :学習院大学非常勤講師
・平井 花 :学習院大学文学部心理学科助教 ※2015年度より
・篠田 雅人 :学習院大学学長室経営企画課 - 【リサーチ・アシスタント】
- ・倉住 友恵 :筑波大学大学院 人間総合科学研究科 心理学専攻 博士後期課程
- 【研究補助者】
- ・小菅 清香 :学習院大学大学院 人文科学研究科 心理学専攻 博士後期課程
・秋山 史子 :学習院大学大学院 人文科学研究科 心理学専攻 博士前期課程
・平井 花 :学習院大学大学院 人文科学研究科 心理学専攻 博士後期課程 ※2014年度まで
活動年度:2014年度~27年度
2014年度:2回の勉強会を行い、各1回の質問紙調査(2014年6月)、実験的研究(12月)を実施した。また、国際応用心理学会第28回大会(於パリ国際会議場)に、伊藤忠弘、上淵寿、秋山史子、平井花、小菅清香の5名が参加、および発表を行った(7月8日~13日)。(詳細は『学習院大学人文科学研究所報』2014年度版に掲載されています)
2015年度:研究打ち合わせ2回を行い、質問紙調査1回(2015年9月~10月)を実施した。また、日本教育心理学会第57回総会(8月26~28日)、日本心理学会第79回大会(9月22~24日)にて、それぞれポスター発表を行った。(詳細は『学習院大学人文科学研究所報』2015年度版に掲載されています)
4. 今後の活動予定
人文科学研究所での、本プロジェクトは終了いたしました。ご協力くださった皆様にあつく御礼申し上げます。