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共同研究プロジェクト

亀長 洋子 教授プロジェクト

「中近世地中海史におけるグローバル化と異文化交流に関する比較史的研究」

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1. 目的・内容・期待される効果など

 中近世の地中海世界は、ビザンツ圏、西ヨーロッパ圏、イスラーム圏の諸事象が広域的に交流する場であり、西洋世界の多元的考察が可能な研究対象である。
 本研究はイスラーム史研究者の協力も得て、また他の時代の地中海世界からの比較史的見解も参考にしつつ、他世界との関係の中で展開する西洋世界としての地中海史を再構築する。研究目的は二つある。一つは各研究者の専門地域で個別の史料・文献を調査・研究し、成果を研究者間で共有し、地中海世界の全体構造に関する認識枠組みを再検討して西洋世界を再考することである。もう一つは他分野交流の代表的都市コンスタンティノープル(イスタンブル)の歴史を各専門領域から分析しその複合性を解明し、国内外でのシンポジウムで成果を披露することである。
 2019年度はイスタンブル大学の協力を得て同大学オズギュル・オラル助教授ほか同大学スタッフ、また本研究メンバーによる共同シンポジウムをイスタンブルにて開催するのが主たる活動となる。宗教的に中立な日本人の優れた研究は、自国の中世史研究が進んでいないトルコ側より求められており、またトルコ側の研究状況の理解はこの分野の世界的水準向上に寄与すること大である。

2. 研究スタッフ

【研究代表者】
・亀長 洋子 :学習院大学 文学部教授(史学科)
【所員】
・島田  誠 :学習院大学 文学部教授(史学科)
【客員所員】
・西村 道也 :福岡大学経済学部講師
・宮崎 和夫 :筑波大学大学院 人文社会系准教授
・櫻井 康人 :東北学院大学文学部教授
・堀井  優 :同志社大学文学部教授
・黒田 祐我 :神奈川大学外国語学部准教授
・佐藤健太郎 :北海道大学准教授
・高田 良太 :駒澤大学文学部准教授
・澤井 一彰 :関西大学文学部教授
・飯田 巳貴 :専修大学准教授
・齊藤 寛海 :信州大学名誉教授

3. 活動報告 [活動年度:2019年度~2021年度]

次年度以降に掲載いたします。

4. 今後の活動予定

人文科学研究所での、本プロジェクトは終了いたしました。ご協力くださった皆様にあつく御礼申し上げます。

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