共同研究プロジェクト
伊藤 亜矢子 教授プロジェクト
「学校・学級・個人の3層からの心理アセスメントによる全校型支援モデルの構築」
一覧へ戻る1. 目的・内容・期待される効果など
コロナ禍後に急増する不登校への支援や自死予防など、子どもの学校内での心理支援の必要性が高まっている。1人1台端末を活用した子どもの心理状態の把握が、文部科学省COCOLOプラン等で推奨されているが、それを支援に活用するのは難しい。支援は個別性が高い上に、教師のSC活用実態などの学校組織レベルの支援力や、教師-子ども関係などの学級風土にも左右される。学校・学級・個人の3層を有機的に繋ぐアセスメントは日本では未開発だが、3層からのアプローチが不可欠である。本研究では、校内支援に特化した学校・学級・個人レベルのアセスメント尺度を用い、(1)尺度のオンライン化、(2)過去事例の分析による基本知見の収集、(3)3層からの全校支援型の組織コンサルテーションの開発、(4)それらの海外比較と国際的な尺度への位置付けを行う。共同研究によって、個人レベルの学習動機を含む学校メンタルヘルスについての尺度(担当青木)・学級レベルの学級風土尺度(担当伊藤亜)・学校組織レベルの学校コミュニティ・レジリエンス尺度(担当窪田)を用いた3層からのアプローチがはじめて可能になる。
2. 研究スタッフ
- 【研究代表者】
- ・伊藤亜矢子 :学習院大学文学部教育学科教授
- 【所員】
- ・黒川 雅子 :学習院大学文学部教育学科教授
- 【客員所員】
- ・青木紀久代 :学習院大学文学部心理学科非常勤講師
- ・窪田 由紀 :東京大学・教育学研究員
- ・下田 芳幸 :佐賀大学教授
3. 活動報告 [活動年度:2025年度~ ]
次年度以降に掲載いたします。
4. 今後の活動予定
次年度以降に掲載いたします。