国語科

国語科の目標

  1. 1基礎・基本を疎かにせず、正しく話し、正しく聞き、正しく書き、正しく読むことができる。
  2. 2「話すこと」「聞くこと」「書くこと」「読むこと」の活動を通して、表現することの楽しさを感じることができる。
  3. 3自分の生活を見つめると同時に、ほかの人の見方・考え方にも気づきながら、自分の視野を広げることができる。

取り組み

  • 「正しく話し」「正しく聞き」「正しく書き」「正しく読む」ことは、すべての教科の学びの基礎となります。学習院初等科の国語教育は、基礎・基本を疎かにせず、正しい日本語の担い手として児童たちを育むため、丁寧な指導を心掛けています。
  • 「正しく話す」「正しく聞く」「正しく書く」「正しく読む」ことの内容について、小学校の6年間を通した視点に立って指導しています。教科書を中心にしながら、学習院で制作した独自の教材を利用して、計画的な授業が立案、実行されています。
  • 正しい日本語の担い手になるためには、正しい言葉の使い方を学ぶだけでなく、豊かな情操と感性を育てることも大切です。初等科では、「学び合い」を通して幅広い視野を持てるように指導を工夫しています。

正しく美しく書く

日々の授業では、特に、文字を正しい字形で美しく書けるようにすることに力を入れています。そのために、学習院初等科独自の練習帳を作成し取り組んでいます。

正しい言葉を使う

「日本語が乱れている。」という言葉を聞くことがあります。
日本語の文法は体系的に学習することで、正しい知識として、また、技能として、身に付くものです。6年間を通して独自の文法学習のテキストを使いながら日本語の文法を指導しています。説明を読み、書き込みをしながら積み上げていきます。

表現をみがく

「表現法」の指導教材として、2年生から5年生まで「話しかた 書きかた」という独自のテキストを使用しています。初等科から大学までの教員が集まって作成したものです。事実と意見を区別しながら、筋道の通った表現のしかたを指導しています。

学びあう

学習活動全般に、個々の活動から全体の活動になるように工夫し、話し合いや発表の場を適切に取り入れています。

2年⽣と6年⽣の授業の様⼦です。今回は、説明⽂の学習で、筆者の主張となる部分を考え、読みを深めていきました。授業は、 グループ学習やクラスでの活発な意⾒交換をもとに進めました。⾃分の意⾒だけではなく、友だちの意⾒を聞き、意⾒を出し合うことによって、⼀⼈で考える以上にみんなの考えの良いところが集まる深まりのある学習になりました。

文集「小ざくら」

文集「小ざくら」は、大正15年から現在に至り、令和元年度で102号を迎えました。児童たちの日々の暮らしや、学校生活でのできごとを表した作文の集大成として、毎年発行しています。1年生から6年生の実り豊かな毎日が、飾らない言葉で表現されています。

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