学習院大学 法学部 | 法学科|政治学科

究める法科大学院Law School

教えて! ロースクールってどんなところ?
教えて! ロースクールってどんなところ?

法科大学院へ潜入取材

教えて! ロースクールって
どんなところ?

西脇 私は学習院大学法学部法学科を卒業し、法科大学院に進みました。法学未修者は基本的に1年次からの入学になりますが、私の場合は、法学既修者として2年次からの入学です。元々、法律への興味は強く感じていたのですが、より深く学びたい、法律の専門家である教授陣に直接疑問に思ったことを聞いてみたいという思いから、学習院大学の法科大学院進学を決めました。1学年あたりの定員が未修と既修を合わせて30名という少人数教育なのも魅力でしたね。とは言え、3年生になって周りがインターンなど就職活動の準備を始めると、就職活動をしようかと迷うこともありました。

吉野 私は15年以上検事の仕事をしてきた、いわゆる実務家教員で、刑事実務、刑事模擬裁判など実務系の科目や、刑事司法政策論といった先端科目を担当しています。 学習院大学法科大学院は、学生の数が少ないため学生全員の顔をしっかり見ることができていると感じています。各教員が、個々の学生の理解度や勉強の進み具合、長所や弱点など細かい部分を把握し、それを踏まえて授業を進められるのは、大きな強みだと思っています。

西脇 学部生の頃は授業の時だけ大学に来ていましたが、今は1コマしか授業がなくても朝から大学に来て、授業の予習・復習などずっと勉強をしています。司法試験に合格するという明確な目的があるので、とにかく法律漬けの生活。法科大学院には一般教養科目はありませんので、法律しか勉強しませんし、逃げ場もありません。法科大学院への進学を検討している人は、事前に本当にやりたいかどうかをしっかり考えないと、とても苦労すると思います。勉強量の多さや自分の実力の無さを悲観して、辞めてしまう人も多いですから。

吉野 私が司法試験に受かった当時は合格率が3%弱でしたが、今は4割程度となっています。それは法科大学院でしっかり力をつけることを前提とした4割なので、授業もかなりキツいとは思います。特に私は研究者ではなく実務家教員なので、学生たちには第一線で活躍できる実務家になってほしいという思いで指導しています。
 もちろん、修了してからもできる限り学生たちのサポートをしていくつもりです。だいぶ年は上になってしまいますが、兄貴分として頼ってもらえれば嬉しいですね。