学習院大学 法学部 | 法学科|政治学科

学ぶ在学生からのメッセージMessages from Students

♥ 印象に残っている講義
安全保障論:国家間で起きる戦争の展開、戦術や戦略などを理論から学べるのが面白かったです。
♥ お気に入りスポット
弓道場:部活の後、部員が帰りしんとした弓道場で過ごす静謐なひとときが好き。

弓道を通じて見えてきた自分の長所と短所

 高校では政治経済や公民など、社会科目が好きだったので、政治学科に進学しました。実際に政治学や行政学、社会学といった講義で政治の仕組みを学んでみると、社会システムの基礎が人々の生活を支えるものとして、いかに大事であるかを理解できるようになりました。
 大学では弓道部に入部して活動しています。弓道は最後まで的と向き合うための集中力を必要とする競技です。極限まで集中を高めるため、自分自身と向き合う競技とも言えると思いますが、私は昔から一つのことに集中するのが苦手な性格。試合では思うように結果が出せず苦い思いもしましたが、自分の内面を知る良い機会になったとも思います。
 そんな経験もあり、一点集中とは逆に、幅広い興味を持ち挑戦できる自分の強みを生かして、他学部の講義も積極的に受講しました。教師になる目標はなかったものの、教職課程を履修したのも面白そうだと思ったから。人に一から教えることの難しさを知るとともに、模擬授業や教育実習を通して「伝え方」を学びました。これは応用次第でどんな仕事でも活かせるスキルだと思っています。
 ゼミでは中田喜万教授の下で、明治維新における政治思想の変容をテーマに学んでいます。激動の維新期と、感染症や戦争で未来が不透明な現代には共通点があると感じました。また、ゼミでの学びを通して気づいたのは、過去の偉人の視点には「先を見通す力」が通底しているということ。今の時代にも同じ力が必要とされているのではないでしょうか。
 卒業後は、まさに日本の社会システムの一部を担う日本郵政で働きます。郵便というシステム自体は古いものですが、政治学科で学んだ視点を生かし、新しい時代のインフラ作りに貢献したいと思っています。