学習院大学 法学部 | 法学科|政治学科

学ぶ在学生からのメッセージMessages from Students

♥ 印象に残っている講義
特設演習(民事紛争解決における法律家の役割):討論などを通して交渉術を学べる実践的な授業が面白かったです。
♥ お気に入りスポット
北グラウンド:秋は部活が始まってしばらくすると、沈む夕日を眺めることができます。

ゼミや部活で身につけた状況判断能力が大きな武器に

 法学に興味を持ったのは、高校時代に好きだった日本史の授業で日本の法制史に触れたことがきっかけです。法学なら社会に出てから役に立つとも思い、法学科へ進学しました。
 2年生の時に民事訴訟法を専門とする林圭介教授の講義で民事紛争解決に向けた交渉の基礎を学び、3年生で林教授(現在は退職)のゼミに入りました。ゼミのメインは学生同士で行うディベートや討論。先生が出題する民事紛争をテーマにそれぞれの立場から交渉を行い、合意に至るまでをシミュレーションします。この事例にはどんな法律が使えるのか、どんな議論の展開をすれば自分たちに有利になるのかなど、先生からヒントをいただきながら進めます。どんなに準備しても相手に意表を突かれることもあり、そんな時は冷静に対応する力が試されますね。こうした実践的な授業を通して生きた法律の使い方を学べたのはもちろん、瞬時に考え論理的に主張する力、意見をまとめて一つの方向に導く力が養われました。
 学業以外では部活動のホッケー部に打ち込み、3年生の秋から1年間は副将として後輩の指導に当たりました。試合ではチームメイトに指示を出しながら自分も動くことが求められます。中高時代は陸上部で活動していたので運動には自信がありましたが、団体競技、しかも球技は初めての経験で最初は苦手意識がありました。ですが、ゼミで培った状況判断力、瞬発的な思考や決断力が活かされ、徐々に自分らしいプレーができるようになったと感じています。
 卒業後は交渉力の活かせる業界を目指して就職活動を行い、金融業界で働くことが決まりました。現場でお客様とやりとりをしていく中で、交渉術、コミュニケーション能力をさらに磨いていきたいと思っています。