学習院大学 法学部 | 法学科|政治学科

学ぶ在学生からのメッセージMessages from Students

♥ 印象に残っている講義
行政法演習(行政判例の総合的研究):神奈川県庁や最高裁判所への訪問など、フィールドワークも充実していました。
♥ お気に入りスポット
法経図書センター:法学だけでなく政治・経済関連の蔵書が充実していて、レポートの参考文献探しにぴったり。

人の役に立ちたい気持ちが開いた公務員への道

 幼少期から伝記を読むのが好きで、その中でも特に感銘を受けたのが野口英世の伝記でした。地道な努力を続けて事を成した彼の生き様に影響を受け、漠然とですが誰かを助ける仕事がしたいと考えていたところ、高校時代の恩師に公務員を勧められ、法学を学ぶことにしました。
 数ある大学の中から学習院大学を選んだのは、目白駅のすぐそばという全国でもトップクラスのアクセスのよさがありながら、緑豊かなキャンパスで四季を感じられるところに惹かれたからです。実際に入学してみると、国の重要文化財に指定される伝統的な建物と新しい建物が共存するキャンパスにも歴史を感じ、さらに魅力が増しました。
 私が所属する常岡孝好教授の行政法ゼミでは判例や学説をもとにゼミ生同士で議論します。その際ただ反論するのではなく、相手がどんな理由で反対しているのかを考え、その意見のポジティブな面を探した上で、自分の意見を発言できるようになりました。以前は善悪を白黒で決めがちなところがありましたが、法学を学んでいくうちに一つの物事でも様々な立場からの解釈があり、一概に二者択一では決められないことがわかりました。こうした授業を通して公平な視点が身についたと実感しています。
 学生生活ではアカペラサークルの活動にも熱中しました。仲間と声で音楽を創造するアカペラは人との絆を広げてくれた活動です。コロナの影響でしばらくサークル活動を休止せざるを得ない時期もありましたが、オンラインで全国のアカペラサークルと関わることができ、学習院以外の友人が大勢できました。
 卒業後は公務員になりたいという夢が叶い、東京都庁職員として働きます。法学科で培った公平な視点を持って、人の役に立つ仕事に携わっていきたいです。